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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

経営者はどのあたりからダメになっていくのか?

2013年02月14日 | 日記
「収入もそこそこ入る。自分の将来これで安泰」

そんな気持ちが出てくると、知らぬ間に頭が固くなり、
発想の転換もできなくなる。

このあたりから、経営者に危険が忍び寄ってくるように
思う。


具体的な数字でいえば、

▼年収2000万円

を継続して取れるようになると、金銭的な満足度を得る
経営者は多い。

確かに国税庁「民間給与実態統計調査」によると、

▼年収1000万円以上 … 5.9%

▼年収2000万円以上 … 0.6%

なので、それもうなずける。

しかし、このラインを境界線として、経営者はダメになっていく
傾向があるので注意が必要だ。



その業界にどっぷり浸かり過ぎて、周囲がだんだん見えなくなる。

「社長の会」のような会合に頻繁に出て、

同じような年収レベルの人と接していくうちに経営者の嗅覚も
鈍ってくる。

満腹状態の犬の嗅覚が鈍るのと同じ理屈かもしれない。

こうした状況は、時代変化の大きなうねりの中では大変危険だ。



「危機感なくして成長なし」

▼資金繰りが行き詰まらないか

▼会社がつぶれるかもしれない

▼自分の生活が危うくならないか

こうした恐怖感をもつことが最低限経営者に必要な要素。

できる経営者というのは「恐怖感を持つのが怖い」から、
将来ビジョンを掲げ、自分にハッパをかけている。



仮に自分が年収2000万円取れているからといって、
経営者はこれをゴールと思ってはいけない。

あくまで通過点に過ぎない。


経営者は組織の長であるのだから、自分だけ高い年収を
取ってもダメ。

「社長のお金 = 会社を守る最後の砦」

だから、まずは社長自身であるが、組織で働く従業員の
待遇改善を通じ、みんなで共に物心両面の幸福を果てしなく
追求していかねばならない。

「現状維持は後退を意味する」

ウォルト・ディズニー氏の名言だ。



今日も社長業を楽しみましょう。




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