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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

国外に出て、そこから日本を客観的に見てみよう。

2012年08月22日 | 日記
先日、セカンドオピニオンのお客様がご来社になられ、
ベトナムに展開する子会社の運営について相談を受け
ました。

現地には専務が中心に出向かれ、陣頭指揮をとって
おられます。

その専務によれば、ベトナムで仕事をして今までの
世界の見方が変わったそうです。



日本の親会社とベトナムの子会社。

働く人たちの意識はまるで違うとのこと。

「ベトナムの人たちはハングリー精神旺盛でよく働く。

 それに比べると、日本人はぬるま湯につかって仕事をして
 いるように見える。

 経済大国ニッポンとはいえ、ほんとに行く末が心配になる。」


そうおっしゃっておられました。


国外に出て、そこから日本を客観的に見ると、実態がよくわかる。

だからこそ、専務だけではなく、経営幹部全員でこのことを共有化
するため、ローテーションで現地に出向く方向で考えているとの
ことでした。



竹島に関係し、日韓関係についてここ最近色んな報道がなされて
います。

この専務からこんなお話も聞きました。

ベトナムでタクシーに乗ると、運転手から必ずこう聞かれるそうです。

「Are you Korean?(あなたは韓国人ですか?)」

ベトナムには日本人の他、韓国人も多いとのこと。

だからタクシーの運転手はこんな質問をしてきます。


でも、

「Are you Japanese?(あなたは日本人ですか?)」

とは絶対聞かないそうです。

なぜなら仮に間違えて韓国人にこの質問をすると「日本人と同じに
しないでくれ!」と怒られるからだそうです。

ただ仮に日本人に

「Are you Korean?(あなたは韓国人ですか?)」

と尋ねても、日本人は別に怒らない。

「No.I am Japanese.」

と普通に返事するだけ。

だから、日本人か韓国人か判別できない場合、ベトナム人は

「Are you Korean?」

と尋ねるそうです。

このお話を聞いて、何か複雑な思いがしました。



ただ今後、日本の人口は減少し、国内市場が縮小していくのは
間違いない。

これが現実です。

これからの日本企業の成長シナリオの一つは、発展を続ける中国・
アジア市場に進出するかにかかっています。



先日「神戸市アジア進出支援センター」が開設されました。

神戸市が海外に進出する中小企業を支援しようと、神戸商工貿易センター
ビル内にオープンさせました。

オープニングセミナーには、約150人の中小企業経営者が参加された
そうです。

行政によるアジア進出支援も本格化しています。



アジアに進出するしないは別として、とにかく内に引きこもっては
いけませんね。

外にエネルギーを放出し、厳しい時代をお互い乗り切って
いきましょう!



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