塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り 麺や勝で、かえしは?

2007-09-15 14:27:23 | 拉麺
 馬場のべんてんを後に、荒川区の尾久に向かう。
9月11日にグランドオープンした「麺や 勝」(めんや かつ)である。
どんな麺なのか、想像もつかない。開店を待つ間、店内から豚骨や
節系の風味が漂ってくる。期待出来そうだ。
 さて、開店。カウンター10数席の真新しい店内。厨房に立つ店主や
スタッフ2名の方々にやんわりと話を伺う。店主は、修行店はなく、
独学でお店を立ち上げたといわれる。私の期待度が徐々にトーンダウン
を示し始める。いーのかな、こんな雰囲気で。
 つけ麺ノーマル(220g)をオーダー、写真のとおり、ビジュアルは
なかなかいいではないか。浅草開化楼の中太縮れ麺もいい。
チャーシューも柔らかく、つけ汁につけると自然とほぐれるタイプ。
 ところが、つけ汁でつまずいた。風味は和風豚骨で良いにしても、
味がない。スープのみで、かえしが入っていないようだ。入れ忘れて
いるのではなく、かえし(出汁)の定義がないようだ。それに、
スープを口に含むと、油が強烈で油汁のよう。うーん、だめである。
 これから、どのように進展していくのか、期間をおきたい。
麺や 勝
荒川区西尾久7-19-6
11:30~15:00 水曜定休日
03-3819-9007

Weekendの麺処巡り べんてんの塩

2007-09-15 14:19:53 | 拉麺
 どーも、イントロのコメントが長くなるようで、簡潔にしなくては。
本日のべんてん並びで、いつもの常連さんと、次の敬老の日は、某店の
限定麺を頂こうという提案をしたところ、快諾して頂いた。
よって、17日は期待のスープを堪能することとなった。
 さて、馬場のべんてん、本日は野菜炒めにプラス麻婆茄子が
トッピング。塩拉麺にかえしを濃くして頂いくようオーダーした。
それが、この写真だ。いつもの塩より見た目色も濃くなっているか。
ま、そんなことはないが、スープを口に含むと、そのわがままは
一目瞭然、ドンピシャで味が伝わってくる。良い意味で味が重く
なっている。いいねーこの塩のかえし。スープと相まってズシリと
くる深い旨味だ。
 麺も私好みの茹で加減で、納得のいく塩だった。

広重「江戸百」今昔 真崎辺より水神の森内川関谷の里を見る図

2007-09-15 05:19:38 | 江戸百・今昔
 安政4年(1857)8月の改印がある「江戸百」36景
「真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図」(まつさきあたり
よりすいじんのもりうちかわせきやのさとをみるず)。
 なんとも大変長い題名のこの絵は、現在の白髭橋上流、南千住
3丁目の岸辺から、隅田川の対岸を眺めた風景である。手前の
岸辺には石浜神社があり(現在もある)、当時は境内に真先稲荷が
祀ってあった。
 この真崎辺りに、田楽で有名な茶店があり、その円形の窓から
向こう岸の向島や関屋の風景を描いている。窓の手前の壁には、
花瓶に生けられた椿が、窓の外には梅の花が咲いている。
季節感をあしらった、広重らしい工夫が読み取れる。
 また、向こう岸には水神社があって、川が増水しても沈むことが
なかったため、別名・浮島の宮とも呼ばれていた。その水神社は、
明治5年(1872)に現在の隅田川神社と改められている。
 水神社の上流に木母寺があり、その北側に内川が流れていた。
内川といっても当時の古地図を見ると、川幅約180mと広かった。
今ではすっかり廻りは埋め立てられ、公園となっている。
 広重は、このあたりの風景をもう一景描いている。35景の
「隅田川水神の森真崎」である。
 写真の奥の橋は、水神大橋。
(荒川区南千住3丁目38番地辺り)