拉麺店4店によるコラボ企画が、期間限定で本日から始まった。
その4店とは、麺屋うえだ(埼玉・新座市)、井之上屋(埼玉・春日部市)、
羅麺屋 匠(埼玉・春日部市)、そして○麺堂(東京・練馬区)。
一番近い○麺堂に伺った。もちろん日中は行けないので、夜の部に
訪問。こちらの店は、14日、15日、17日の3日間限定の提供だ。
4店によるコラボ企画の食材は、明石家、いやいや「秋刀魚」である。
それぞれのお店が、ファンからの投票により限定麺の名前が決められ、
○麺堂は、一番投票の多かった「秋風」と命名された。
本日の早朝にお店からメールが届き、読むと限定15食とあった。
その後に、少し多めに用意すると書かれていたが、午前の部で終了
することは目に見えていたものの、それでも諦めきれず、訊ねた。
なければ、9月10日から始まった季節恒例限定の「秋鮭潮麺」の
つけ麺バージョンがある。伺う前に電話を入れると、まだあると、
店主のハキハキした声が返って来た。電話では、よく喋られるようだ。
焼いた秋刀魚が載せられた一杯。しょう油味のスープで、800円。
寡黙な店主は、厨房での調理中は、ほとんど口をきかない。奥さんとの
コミュニケーションは、阿吽の呼吸で言葉なく、淡々と作業が進んでいく。
カウンター越しから、その一部始終が拝見出来、この光景だけでも
一見の価値がある。
さて、その注目の「秋風」の登場。その前に、おちょこが出された。
中には、調理後の秋刀魚の骨せんべいが鎮座している。口に頬張ると、
香ばしいカルシウムがひろがり、ぬるめの熱燗が欲しくなった。
さて、まずは、スープから頂く。昆布の旨味がじんわりと含まれた
やさしい醤油味。しかし、本来の醤油の厳味は裏に隠れているようで、
優しい旨味のスープである。これが旨いのである。
やはり、昆布が決め手なんだろう。
それから、火が通され調理された秋刀魚を頂く。旨い、旨い。こちらも
やさしい味が施されたサンマである。秋刀魚の苦味が消えて、ほのかな
甘みがあり、いつの間にか、コスモスの花が一杯咲いた畑の光景が、
脳裏に浮かんできた。これこそ、○麺堂マジックだ。
麺に箸が進んだ時は、日本蕎麦までイメージしたが、醤油の味が
まるで違い、これは拉麺であると確信した。
これまで、しょうゆ味は敬遠して来たが、この一杯は再度、頂きたいと
うなずける一品だった。
店を後にし、西武新宿線の東伏見駅に向かい道中、先ほどの昆布の
旨味が口の中を、いつまでも覆っていた。至福の一時であった。
その4店とは、麺屋うえだ(埼玉・新座市)、井之上屋(埼玉・春日部市)、
羅麺屋 匠(埼玉・春日部市)、そして○麺堂(東京・練馬区)。
一番近い○麺堂に伺った。もちろん日中は行けないので、夜の部に
訪問。こちらの店は、14日、15日、17日の3日間限定の提供だ。
4店によるコラボ企画の食材は、明石家、いやいや「秋刀魚」である。
それぞれのお店が、ファンからの投票により限定麺の名前が決められ、
○麺堂は、一番投票の多かった「秋風」と命名された。
本日の早朝にお店からメールが届き、読むと限定15食とあった。
その後に、少し多めに用意すると書かれていたが、午前の部で終了
することは目に見えていたものの、それでも諦めきれず、訊ねた。
なければ、9月10日から始まった季節恒例限定の「秋鮭潮麺」の
つけ麺バージョンがある。伺う前に電話を入れると、まだあると、
店主のハキハキした声が返って来た。電話では、よく喋られるようだ。
焼いた秋刀魚が載せられた一杯。しょう油味のスープで、800円。
寡黙な店主は、厨房での調理中は、ほとんど口をきかない。奥さんとの
コミュニケーションは、阿吽の呼吸で言葉なく、淡々と作業が進んでいく。
カウンター越しから、その一部始終が拝見出来、この光景だけでも
一見の価値がある。
さて、その注目の「秋風」の登場。その前に、おちょこが出された。
中には、調理後の秋刀魚の骨せんべいが鎮座している。口に頬張ると、
香ばしいカルシウムがひろがり、ぬるめの熱燗が欲しくなった。
さて、まずは、スープから頂く。昆布の旨味がじんわりと含まれた
やさしい醤油味。しかし、本来の醤油の厳味は裏に隠れているようで、
優しい旨味のスープである。これが旨いのである。
やはり、昆布が決め手なんだろう。
それから、火が通され調理された秋刀魚を頂く。旨い、旨い。こちらも
やさしい味が施されたサンマである。秋刀魚の苦味が消えて、ほのかな
甘みがあり、いつの間にか、コスモスの花が一杯咲いた畑の光景が、
脳裏に浮かんできた。これこそ、○麺堂マジックだ。
麺に箸が進んだ時は、日本蕎麦までイメージしたが、醤油の味が
まるで違い、これは拉麺であると確信した。
これまで、しょうゆ味は敬遠して来たが、この一杯は再度、頂きたいと
うなずける一品だった。
店を後にし、西武新宿線の東伏見駅に向かい道中、先ほどの昆布の
旨味が口の中を、いつまでも覆っていた。至福の一時であった。