毎年5月14日には、当麻寺(たいまでら・奈良県葛城市)で、中将姫伝説を再現した「練供養会式」(ねりくようえしき・国選択無形民俗文化財)が行われる。
この日は中将姫の命日である。今年はうまく日曜日に当たったので行ってみたのだが、東大寺のお水取り(おたいまつ)を思わせるすごい人出には、驚いた。
当麻寺の尼僧・中将姫は、一夜で曼荼羅(まんだら)を織り上げ生きたまま極楽浄土へ旅立ったとされる。この行事では、本堂を極楽浄土、東側の娑婆(しゃば)堂を現世に見立て、その間を結ぶ約110mの来迎橋(仮設の渡り廊下)を渡って中将姫を「お迎え」に行き、再び本堂へと導く。
この行事に登場する二十五菩薩は、信者などが扮する。写真は本堂を出たばかりの菩薩。金色のお面に派手な衣装の菩薩がお経のリズムに合わせて橋を渡る姿は、厳かながらもユーモラスな、王朝絵巻のひとコマであった。
この日は中将姫の命日である。今年はうまく日曜日に当たったので行ってみたのだが、東大寺のお水取り(おたいまつ)を思わせるすごい人出には、驚いた。
当麻寺の尼僧・中将姫は、一夜で曼荼羅(まんだら)を織り上げ生きたまま極楽浄土へ旅立ったとされる。この行事では、本堂を極楽浄土、東側の娑婆(しゃば)堂を現世に見立て、その間を結ぶ約110mの来迎橋(仮設の渡り廊下)を渡って中将姫を「お迎え」に行き、再び本堂へと導く。
この行事に登場する二十五菩薩は、信者などが扮する。写真は本堂を出たばかりの菩薩。金色のお面に派手な衣装の菩薩がお経のリズムに合わせて橋を渡る姿は、厳かながらもユーモラスな、王朝絵巻のひとコマであった。
moka616さんのブログも拝見しました。文章がお上手ですね。時々、訪ねさせていただきます。