上京のついでに「水沢うどん」を食べてきた(2021.7.4~5)。水沢うどんとは〈群馬県渋川市の郷土料理。太めのうどん。伊香保町水沢にある水澤寺で参拝客にふるまわれていたものが起源とされる〉(『デジタル大辞泉プラス』)。諸説あるが「讃岐うどん」「稲庭うどん」とともに、日本三大うどんと呼ばれることもある(稲庭うどんの代わりに、五島列島の「船崎うどん」を入れる説もある)。私は水沢うどんは食べたことがなかったので今回、チャレンジすることにした。群馬県は小麦の大産地なので、うどんも美味しいことだろう。
※トップ写真は水香苑(高崎モントレー店)のざるうどん(小)税込み680円
1.水香苑 高崎モントレー店の「ざるうどん」(小)税込み680円
水沢(群馬県渋川市伊香保町水沢)へは、東京から北陸・上越新幹線で高崎駅に出て(約50分)、そこから在来線で渋川駅(約30分)、そこからバスで水沢に向かう(バス乗車時間は約20分。高崎駅からいきなりバスに乗る手もある=バス乗車時間は約1時間20分)。私は高崎駅から在来線に乗り換える予定だったが、1時間ほど待ち時間があったので、駅ビル西側の「高崎モントレー」に出店していた「水沢うどん 水香苑」で軽く食べていくことにした(水香苑本店は水沢にある)。なお今回はできるだけたくさんの種類を食べるため、麺の量は最小(「小」または「並」)にした。
「ざるうどん、醤油ダレの小で」と注文すると「小でよろしいのですか?」と聞き返されてしまった。それもそのはず、隣のテーブルの若い女性は「大」を食べていたのだ。ここはグッと我慢して「はい、小で」。出てきたのが写真のうどんだ(税込み680円)。麺は讃岐うどんよりは細めだがエッジが立ち、シッカリとコシのあるうどんだ。これはうまい!薬味がこんなについているのも有り難い。麺はかつての名店「梅田はがくれ」のうどんを思い起こさせる(はがくれで修業されたご主人が、五條市でうどん店「雅流」を営んでおられる)。
2.本舗丹次亭の「かけうどん」(小)税込み693円
渋川駅からはバスで「水沢(水沢うどん街)」に向かった(バス乗車時間は約20分)。到着したのはもう夕刻(15:41)になっていた。水沢うどん街にはざっと13ヵ店のうどん屋さんが軒を並べていた。渋沢駅の観光案内所では「閉店時間が早いし、売り切れ次第終了の店が多いので、注意してくださいね」と念を押されていた。全くその通りで、15時に終了する店もあったので、観光案内所でいただいたパンフレットを見ながら、17時(これでも最も遅い)まで開いている店を探し、「本舗丹次亭」にたどり着いた。注文したのは「かけうどん」(小)。かけうどんなのに、薬味がついてきた。
濃口醤油を使っているのでツユの色はやや濃いが、辛くはない。むしろ生醤油のいい香りが立って、とても美味しい。思わずツユを飲み干してしまった。「関東のうどんツユは真っ黒」というのは立ち食いそば店などで、そばとうどんを同じツユで出すのでそのような先入観が広がったようだが、今ではそばとうどんのツユを分ける店も多いし、そばツユも薄味のところが増えている。試しに帰りに「ツユが真っ黒」で知られる「岩本町スタンドそば秋葉原店」に立ち寄ってきたので、写真を貼り付けておく(かけうどんにアジの天ぷらとかき揚げをトッピングして税込み530円)。ここのツユはとても辛く、到底飲み干すことはできない。
東京でも屈指の真っ黒ツユ!岩本町スタンドそば秋葉原店のうどん(7/5撮影)
3.大澤屋第二店舗の「ごま汁うどん」(並)税込み880円
翌日は朝ご飯からうどん。伊香保温泉に泊まり、始発の群馬バス(9:10発)で水沢うどん街へ。朝から開いている店は少ないが(売店だけ開いていて、食事は10時半からという店もあった)、大澤屋第二店舗は9時半から開いていたので飛び込んだ(第一店舗は10時開店)。注文したのは、ざるうどんをごまダレのつけ汁でいただくという「ごま汁うどん」(並)。
なお通常の醤油ダレのざるうどんは税込み770円だ。香り高く自然な甘みのあるごまダレはとても美味しいし、エッジの立ったうどんともよく合う。これはいい。バスの時刻が気になっていたので、うどんを食べ終わってすぐに店を出たが、「しまった、あのつけ汁を飲み干しておけば良かった!」と後悔した。
4.水香苑 高崎モントレー店の「釜揚げうどん」(小)税込み730円に「坦々肉味噌」税込み110円を追加
帰りは水沢から直通バスで高崎駅へ(バス乗車時間は約1時間20分)。ここで再び「水香苑 高崎モントレー店」へ向かい、昼食を取ることにした。前日は「ざるうどん+醤油ダレ」だったので、この日は「釜揚げうどん+ごまくるみダレ+坦々肉味噌」とした。醤油ダレもごまくるみダレも同じ値段とは良心的だ。釜揚げうどんは固形燃料で温めてくれるので、最後まで美味しくいただいた。
釜揚げうどんの湯がき汁をごまくるみダレに注いで飲み干そうとチリレンゲを借りようとしたところ「二番ダシにショウガで味をつけたものがありますので、お持ちします」とのこと。これは有り難い。底に沈んだ坦々肉味噌を含め、ごまくるみダレはすべて私の胃袋に収まった。
ああ、美味しかった!水沢うどんは「お取り寄せ」もできるので、これからは時々注文して、この味を楽しむことにしたい。皆さんも、ぜひお訪ねください!なお「水沢までは遠いなぁ」という向きには、高崎駅構内の「水香苑 高崎モントレー店」をお薦めいたします!
※トップ写真は水香苑(高崎モントレー店)のざるうどん(小)税込み680円
1.水香苑 高崎モントレー店の「ざるうどん」(小)税込み680円
水沢(群馬県渋川市伊香保町水沢)へは、東京から北陸・上越新幹線で高崎駅に出て(約50分)、そこから在来線で渋川駅(約30分)、そこからバスで水沢に向かう(バス乗車時間は約20分。高崎駅からいきなりバスに乗る手もある=バス乗車時間は約1時間20分)。私は高崎駅から在来線に乗り換える予定だったが、1時間ほど待ち時間があったので、駅ビル西側の「高崎モントレー」に出店していた「水沢うどん 水香苑」で軽く食べていくことにした(水香苑本店は水沢にある)。なお今回はできるだけたくさんの種類を食べるため、麺の量は最小(「小」または「並」)にした。
「ざるうどん、醤油ダレの小で」と注文すると「小でよろしいのですか?」と聞き返されてしまった。それもそのはず、隣のテーブルの若い女性は「大」を食べていたのだ。ここはグッと我慢して「はい、小で」。出てきたのが写真のうどんだ(税込み680円)。麺は讃岐うどんよりは細めだがエッジが立ち、シッカリとコシのあるうどんだ。これはうまい!薬味がこんなについているのも有り難い。麺はかつての名店「梅田はがくれ」のうどんを思い起こさせる(はがくれで修業されたご主人が、五條市でうどん店「雅流」を営んでおられる)。
2.本舗丹次亭の「かけうどん」(小)税込み693円
渋川駅からはバスで「水沢(水沢うどん街)」に向かった(バス乗車時間は約20分)。到着したのはもう夕刻(15:41)になっていた。水沢うどん街にはざっと13ヵ店のうどん屋さんが軒を並べていた。渋沢駅の観光案内所では「閉店時間が早いし、売り切れ次第終了の店が多いので、注意してくださいね」と念を押されていた。全くその通りで、15時に終了する店もあったので、観光案内所でいただいたパンフレットを見ながら、17時(これでも最も遅い)まで開いている店を探し、「本舗丹次亭」にたどり着いた。注文したのは「かけうどん」(小)。かけうどんなのに、薬味がついてきた。
濃口醤油を使っているのでツユの色はやや濃いが、辛くはない。むしろ生醤油のいい香りが立って、とても美味しい。思わずツユを飲み干してしまった。「関東のうどんツユは真っ黒」というのは立ち食いそば店などで、そばとうどんを同じツユで出すのでそのような先入観が広がったようだが、今ではそばとうどんのツユを分ける店も多いし、そばツユも薄味のところが増えている。試しに帰りに「ツユが真っ黒」で知られる「岩本町スタンドそば秋葉原店」に立ち寄ってきたので、写真を貼り付けておく(かけうどんにアジの天ぷらとかき揚げをトッピングして税込み530円)。ここのツユはとても辛く、到底飲み干すことはできない。
東京でも屈指の真っ黒ツユ!岩本町スタンドそば秋葉原店のうどん(7/5撮影)
3.大澤屋第二店舗の「ごま汁うどん」(並)税込み880円
翌日は朝ご飯からうどん。伊香保温泉に泊まり、始発の群馬バス(9:10発)で水沢うどん街へ。朝から開いている店は少ないが(売店だけ開いていて、食事は10時半からという店もあった)、大澤屋第二店舗は9時半から開いていたので飛び込んだ(第一店舗は10時開店)。注文したのは、ざるうどんをごまダレのつけ汁でいただくという「ごま汁うどん」(並)。
なお通常の醤油ダレのざるうどんは税込み770円だ。香り高く自然な甘みのあるごまダレはとても美味しいし、エッジの立ったうどんともよく合う。これはいい。バスの時刻が気になっていたので、うどんを食べ終わってすぐに店を出たが、「しまった、あのつけ汁を飲み干しておけば良かった!」と後悔した。
4.水香苑 高崎モントレー店の「釜揚げうどん」(小)税込み730円に「坦々肉味噌」税込み110円を追加
帰りは水沢から直通バスで高崎駅へ(バス乗車時間は約1時間20分)。ここで再び「水香苑 高崎モントレー店」へ向かい、昼食を取ることにした。前日は「ざるうどん+醤油ダレ」だったので、この日は「釜揚げうどん+ごまくるみダレ+坦々肉味噌」とした。醤油ダレもごまくるみダレも同じ値段とは良心的だ。釜揚げうどんは固形燃料で温めてくれるので、最後まで美味しくいただいた。
釜揚げうどんの湯がき汁をごまくるみダレに注いで飲み干そうとチリレンゲを借りようとしたところ「二番ダシにショウガで味をつけたものがありますので、お持ちします」とのこと。これは有り難い。底に沈んだ坦々肉味噌を含め、ごまくるみダレはすべて私の胃袋に収まった。
ああ、美味しかった!水沢うどんは「お取り寄せ」もできるので、これからは時々注文して、この味を楽しむことにしたい。皆さんも、ぜひお訪ねください!なお「水沢までは遠いなぁ」という向きには、高崎駅構内の「水香苑 高崎モントレー店」をお薦めいたします!
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