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水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

東海村 加速器実験施設「J-PARC」の放射性物質漏洩事故 電磁石の電流低下で過剰な陽子によるという。

2013-05-27 | 放射能被ばく・後遺症関連

2013-05-27投稿、追加

msn産経ニュース

【放射性物質漏洩事故】電磁石の電流低下で過剰な陽子
2013.5.2622:34
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130526/dst13052622360008-n1.htm

「茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射性物質漏洩事故で、事故当時、陽子の流れを制御する電磁石の電流が急激に低下していたことが26日、関係者への取材で分かった。このトラブルで、通常の400倍もの出力の陽子ビームが生み出され、照射された金から想定以上の放射性物質が放出されたとみられる。

 一方、原子力機構は同日、新たに研究者24人の被曝が確認されたと発表。被曝者の総計は30人となった。うち1人はこれまでで最高の1.7ミリシーベルトの被曝が確認された。その他の被曝線量は1.5~0.1ミリシーベルトだった。5人は被曝がなかったことも新たに判明し、機構は残りの研究者6人についても27日に被曝の有無を調べる。

 J-PARCでは、円形の加速器を使い、電磁石で陽子を周回させながら光速近くまで加速させて陽子ビームを作る。

 加速には複数の電磁石が使われるが、電流が急低下したのは、周回する陽子の流れを変えて実験を行っていた「ハドロン実験施設」に陽子ビームを送るための電磁石という。

 同施設の運営主体の一つである高エネルギー加速器研究機構の峠暢一理事によると、事故当時、この電磁石へ送られていた電流が激に減少急。その影響でハドロン実験施設に向けて過剰に陽子が送られた可能性が高いという。電流が減少した原因はまだ分かっていないが、流量を調整する機器に不具合が生じたとみられる

原発と異なる安全規制、停止長期化で研究影響も 013.5.26 22:02http://sankei.jp.msn.com/life/news/130526/trd13052622040015-n1.htm

「加速器実験施設「J-PARC」で起きた放射性物質漏洩事故。複数の研究者が被曝(ひばく)したものの、施設の特性上、放射性物質が新たに放出されることは考えにくく、敷地外への影響も限定的だ。しかし、原因を特定し再発防止策が講じられなければ稼働は困難とみられる。長期停止も予想され、さまざまな研究に影響が及ぶ可能性もある。

 「原発などと違い、事故によって核分裂が連鎖するような事態には至らない比較的安全な施設だが、運転再開を認めるには、今回の事故に至った原因を一つ一つ検証する必要がある」

 原子力規制庁幹部はそう述べ、今回の事故を徹底的に検証する意向を示した。

 J-PARCは加速器で陽子ビームを、さまざまな物質に衝突させ、発生する中性子やニュートリノを観察する施設だ。副産物として放射性物質が生じるが、放射性物質そのものを反応させたり、加工する施設とは根本的に性質が異なる。

 そのため、放射性物質に関する安全規制も原子炉などに比べ緩い。規制庁によると、原発などは原子炉等規制法に基づき、安全対策が課せられるが、J-PARCは放射線障害防止法で、放射性物質の遮蔽や管理、周辺のモニタリングなどを求める程度だ。

しかし、規制庁幹部は「だからといって危険な放射性物質を扱っている点は変わらない」と指摘する。

 規制委は今後、定例会で対応を検討することになるが、J-PARCを運営する日本原子力研究開発機構は、高速増殖原型炉「もんじゅ」の点検漏れで安全意識の低さが指摘され、運転再開が禁止されたばかり。J-PARCも厳しい判断が示される可能性がある。

 運転再開には地元の理解も不可欠だが、通報が事故から1日半遅れたことに不信感を募らせており、一筋縄ではいかないことも想定される。

 同施設はニュートリノを295キロ離れた岐阜県飛騨市の検出器「スーパーカミオカンデ」まで飛ばし「ニュートリノ振動」という現象の解明を目指し、世界の研究機関としのぎを削っている。運転停止が長引けば、日本の基礎物理研究に遅れが生じる懸念がある。

 ほかにも、民間や大学がリチウムイオン電池や新薬開発、病気のメカニズム解明などさまざまな研究を行っている。長期停止になれば、こうした研究にも影響が及ぶことになる。(原子力取材班)」

⇒後遺症などどのようなものか?また、ニュートリノを「スーパーカミオカンデ」まで飛ばし「ニュートリノ振動」という現象の解明をしているという。

 世界の研究機関とどのような内容の研究をしているか?わかりやすい報道が待たれます。

PS:「ニュートリノ振動」とは
goo辞書
ニュートリノが質量をもつことで、ニュートリノの種類(電子ニュートリノμニュートリノτニュートリノ)が変わる現象。昭和37年(1962)、牧二郎、中川昌美、坂田昌一が提唱した。
 平成10年(1998)、日本の宇宙素粒子観測装置スーパーカミオカンデにより大気ニュートリノ振動が検出され、質量をもつことが確実となった。太陽から飛来するニュートリノの数が核融合理論と一致しないという太陽ニュートリノ問題もこの現象により説明することができる。

 【ニュートリノ天文学】
太陽など恒星の中心部で起こる核融合反応に伴って発生するニュートリノを観測して、恒星の進化などを探ろうという天文学の新分野。

 
ニュートリノといえば、
既報【再掲】元素変換による放射能消染(低下)の原理の紹介 その可能性に係る雑感の引例放射能除去法纏めサイト
- 現代科学未認知の除去事例網羅と科学的原理考察 
 メニュー3によれば、
ニュートリノ・器具・機器等 (項目2・9)
近年、世界各地で炭素14など放射性元素の半減期縮小が報告されているが、太陽活動と同期し、他の傍証も考え合わせ、ニュートリノに拠る現象だとの説が挙がっているともいう。

また、一般的に?ベータ壊変時にニュートリノが発生するというが、提案では光子から質量のある電子とニュートリノが対生成しているともいう。

関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その7:環境放射能トリチウム、環境放射能線ニュートリノの整理)(2013-05-19)によれば、
ニュートリノは、さしづめ、ニュートリノは放射線か?、しかし他の素粒子とほとんど作用し合うことなく物質を突き抜けるということは、放射化、励起とは無縁なのかと想われますが、実際は超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石)に感度があり、既報放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)によれば、水の励起によって、微弱な発光をするという。

 下部マントルと核の組成に感度とは、主にマントルを構成するかんらん岩などの超塩基性岩、(SiO2含有量(重量%)が45%以下の岩石から成るのに対して、地殻花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。(ウィキペディア「地殻」から引用)という。

 また、地震発生に対して影響するのではとも言われています。
-1ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度
-2ニュートリノの素性と発生規模に及ぼす影響度


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