夕庵にて

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ときどき写真と短歌を

『神様ゲーム』 麻耶雄嵩著 講談社文庫 

2018年08月18日 | 
初めは少年探偵団の遊びかなと思っていたら、大きな秘密の渦に巻き込まれた感。野良猫の残虐な殺害事件を発端として、殺人事件までエスカレートするくだりを「私は天井からきた神だ」と名乗る少年の登場によって犯人が暴かれていく。「君は両親の本当の子ではない」と言われたはじめの序章が最後になってその意味がうっすらとわかりかけてくる。この作者の作品は後半になって大きなうねりを起こし、作者とともに推理していくように思いもしない恐ろしい結果をもたらして「はい!おしまい!」と実に簡潔だ。読者はなぜ?なぜ?と思い読んだページをまた繰るのだ。暑い今年の夏こそ読書でじっと我慢の子になろう~




お盆を過ぎたとたんに気温もぐっと下がり、お風呂上りでさえクーラーはつけずに扇風機1時間のセットで朝までぐっすり心地よい目覚めであった。




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