夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

『夕映え天使』

2020年06月26日 | 
『夕映え天使』 浅田次郎著 新潮文庫

 

予定もないので読書でしばし体の休養をする。浅田次郎の「夕映え天使」作者が三島由紀夫の衝撃的な死を研究するために、自衛隊に入り頑健な肉体と不屈の精神を得たという。「夕映え天使」はどこかで置き去りにされた人々の人生の哀歌がやさしく収められている。

1) 夕映え天使
2) 切符                                     
3) 特別な一日   
4) 琥珀
5) 丘の上の白い雲
6) 樹海の人

(樹海の人)は作者が自衛隊に入って演習での実体験で樹海の現場で見た人物を自分と重ね合わせてスリリングな内容である。

(特別な一日)と(琥珀)は定年を迎えた人物の悲哀をドラマチックに書かれている。

いずれも作者の優しいまなざしが物語のなかにあり、自衛隊の体験者とはとても思われない。写真からは一本筋の通った近寄りがたい印象を受けるのだが・・・・
夕方の散歩で出会った花たち

    のうぜんかずら              アガパンサス


    キョウチクトウ               カラー

   

    朝顔                   丁字草

 

     どくだみ              まつぽっくり

     

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半夏生

2020年06月23日 | 短歌
梅雨の晴れ間,葉を半分まるで白くお化粧をしたような半夏生の花を見つけた。そういえば自粛生活でマスクの下はいつもすっぴん!!そろそろ今日くらいはすこし薄い紅でもさしましょうか・・・


長らくを化粧わすれしマスクの日々鏡に映る半夏生さく teto



       

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雲中供養菩薩

2020年06月22日 | 短歌

願わくば雲中菩薩の楽の音(ね)に誘(いざな)われたし極楽浄土へ 

写真はnetより拝借          teto

いかなる死でも荘厳であるべき、人それぞれの人生は山あり川ありで簡単に死については語れない。生まれたからには生きること、生き切ることが大切。ときどきその誘惑に負けそうな時でさえ。
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縣神社の絵馬

2020年06月22日 | 短歌



ふくろうの子をあやすよに葉の絵馬は風にカタコト子守唄なれ teto

写真はnetより拝借
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縣 (あがた) 神社

2020年06月21日 | お出かけ
平等院を出てJR宇治駅の方へ行くと縣神社があった。600年を経た椋の神木が見上げるばかりで静かな歴史を感じる神社であった。



いつのころからか6月になるとこの椋の木に「森の賢者」ふくろうがやってくるそうな。

 

縣神社の奇祭としてこの梵天を街中を神輿のように走り回り、そのあいだは街は灯りを消して暗闇に包まれる。縁結び安産の神とし信仰がある。
白い鳥居をくぐって街道に出ると、お向かいのお茶屋さんの店先に菖蒲の咲いているのを見つけた。





久しぶりの遠出で長い籠りの生活にもちょっぴり光が見えたような楽しい一日だった。
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