夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

小さき花

2016年10月30日 | 写真

名もしらぬ小さな花に小さき蝶晩秋の野の小さきひだまり    teto

陽のあたるひとところに風に揺れる花にしがみついてる蝶を見つけた。

蜜があるのだろうか?一生懸命な姿に寒さが気になる散歩だった。


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ハナミズキ

2016年10月26日 | 短歌


歩くのもリハビリですとそろそろと信号のない道を選んで歩いた。

紅葉して赤い小さな実をつけたハナミズキに出会った。

ハナミズキも頑張ってるなぁ~

ハナミズキ何に昂り紅葉す陽に輝ける赤い木の実よ  teto
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『満つる月のごとし』

2016年10月22日 | 
希代の仏師「定朝」の生涯を描いた小説。澤田瞳子著。

定朝は仏を彫ることにためらいがあったが、比叡山の高僧隆範を通して仏を彫るということ

の意義を見つけ出すまでの波乱にとんだ生涯を描く。皇族、貴族の出世や

愛憎の交差する平安時代のなかで、三条天皇の敦明親王の悪行に手をやいた従妹の

中務(なかつかさ)が鎮めようとして命をおとした悲惨な死に顔に慈悲の心をみる。

これこそみ仏の心ではないか、すべての人々が持つこころの裡にこそみ仏は存在するのだと

会得する。み仏を作るということは人の心に秘められた仏性を探り、すべての人々にその

在処を告げ知らせる行為なのだと悟る。

終章のくだりは、息もつがさぬ展開で影響を与えた高僧隆範と門弟の死に息もつけない。

この山場で思わず活字が滲んでさきに進まない。




京都の宇治にある世界遺産の平等院の阿弥陀如来は彼の最後の最高傑作とされる。

この本を読んで今度同寺を訪れた時、甍に鳳凰が高らかに位置するのや

阿弥陀如来の面ざしをしっかりと拝したいと思った。そこから彼の苦悩や

達成感を感じられたらいい。
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キンモクセイ

2016年10月21日 | 写真

漂いしキンモクセイの匂いこそ思い出させる時季(とき)のめぐりを  teto

特にこのキンモクセイの匂いは短い秋の次にくる冬を思わせてなんだかもの哀しい。

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リハビリ

2016年10月18日 | 日記
朝から新しい病院でのリハビリに通う。10月半ばというのに何と暑いことか。

優しいお兄さんに40分近く受けたが、アキレスけ腱がすこし堅いらしい。

傾斜をつけた器具の上に2分間伸ばす。この器具は家にもあるので、暇をみつけて

やってみよう。歩き方や姿勢についてアドバイスを受けた。

リハビリが終わって帰るところは病室ではなく、我が家、我が部屋であることの安らぎは

精神的に安堵する。

秋の風に美しいらんの花が迎えてくれた。



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