がっつり届いた、母ちゃんの里 愛媛の《愛媛みかん》。段ボール一杯に小粒の みかん。これが小粒ながら、むちゃくちゃ甘い!
(≧ω≦)b
もう、コレを食べたら、スーパーで売ってる高いハウスみかん は食べられない。
送り主は『山口トミ子』。うちの母ちゃんは『山口澄子』。看護学校時代、澄子とトミ子は席順が並びだったため、実習などは必ず2人が組になって行っていたそうだ。トミ子は優秀な学生で、後に東京の有名な病院で総婦長にまでなるも、生涯独身。ところが このトミ子、学生時代は母ちゃんに意地悪なことばかりしていたそうだ。
解剖学の実習の後片付けを澄子・トミ子が当番でしていた時、トミ子は さっさと電気を消して帰ってしまい、死体と取り残されたビビりの澄子は、怖くて泣きながら1人で片づけたという話しだ。
そんな意地悪なトミ子も年をとり、愛媛の田舎に帰ってきた。実家は愛媛でも有名な みかん農家。 今は澄子に甘ぁ~い みかんを、毎年送ってくれるそうだ。
今は苛められていても、犬猿の仲であっても、長い人生 縁があれば、いつからか無二の親友に なったりするものかも知れぬ。縁の不思議だ。
一方、どんなに仲良くなった人であっても、縁がなければ別れてしまうし、生涯 再び会うことも なくなる。
だから人間関係に悩むのは、時間が 勿体無い。縁が無ければ続かない。それよりも、大切な人との縁を大事にしよう。
この みかん には、会ったことの無い、若い頃の母ちゃんを苛めたトミ子さんという人の、《縁》という甘い香りが詰まっているようだ。