なかなか良い本だと思う。
ソーシャルネットワークへのかかわり方、活用の仕方について
解り易く解説してある。
ネット上での評価価値というものは、金銭面ではなく、ギフト経済への精神で、
ウッフィーというマスに対する評価、信用構築が核になる。
謙虚な姿勢で影響を波及させるようなものが肝要であることを
企業の実例を交えて解説している。
・大声でわめくのはやめ、まずは聞くことから始める
・コミュニティの一員になり、顧客と信頼関係を築く
・わくわくするような体験を創造し、顧客と信頼関係を築く
・無秩序もよしとし、計画や管理にこだわらない
・高い目標を見つける
の5つの原則がコミュニティへの関わりの観点であるが、経済的には目先の
収益、結果をビジネスは求めるところがあるので筆者の主張をどこまで企業、
ビジネスという側面が呑めるかというところはあるのではと思う。
考え方、取り組み方として、ソーシャルネットワークを経済基盤
として、活用するなら、大部分の企業、個人の考え方をあらためる必要が
あると感じる。
顧客拡充、企業、個人の活動による影響の浸透を深める為の基盤
としてソーシャルネットワークは、良いツールで、それを有効に
生かすには、コミュニティへ参加する謙虚な姿勢を持ち、
コミュニティを統制しようとする姿勢を放棄することも必要で
顧客獲得、買わせるなどの企業として当り前であったことを
考えなおすことが重要という類いのことも書かれている。
ネットの影響力が、見逃せないところまできている昨今この本の記す指針は、
参考になることが多いと思う。