昨日は用事があって一番近い大都会まで行ってまいりました。
目的地の大須観音界隈は平日月曜の昼下がりというのに多くの人でごった返し。
田舎者はその光景にビックリしてしまいました。
こんなに人がいる場所を何年も見たことがないのでまるで別世界に来た様な感じです。
都会の人から見れば
田舎者丸出しに見えたかもしれません。
住んでいる世界が違うとこんなにも違うものかとその現実が信じられない気がします。
この静かな山里でのんびりしているこの瞬間にも
都会の真ん中はあんなにも多くの人で賑わっているのです。
同じ時間のはずなのに全く異世界ですよね。
この静観な暮らしに慣れてしまったらもう都会には住めません。
その後先月胃がんの手術を受けた友人を見舞い、夜七時を過ぎた頃に帰路につきました。
途中食事をしようと思いましたが知らない街ですし、探し回るのも手間なので
道の脇にある看板を見てトンカツ屋に入りました。
トンカツ屋と言ってもチェーン店のそれです。
店先の券売機で食券を買うシステムです。
そこで画面を見ながらずいぶん迷いました。
後の客が来なかったのでゆっくり出来たけど画面を見て色々選ぶのは大変でした。
ブック型の従来のメニューならひっくり返しながら見比べたり出来るけど、
画面が変わると前のを覚えていないので比較出来ないのですよ。
こういう店には行ったことがなかったのでホント田舎者丸出しでした。
トンカツとキャベツの千切りと味噌汁とご飯のセットを注文しました。
小鉢も漬物もついてません。
テーブルにはドレッシングとソース二種と醤油が置いてあって自由に使えます。
その上ご飯はおかわり無料です。
お客は大抵が若い男性でその殆どがご飯のおかわりをしていましたね。
その食欲には驚くばかりです。
でも、一番シンプルなトンカツは肉薄でころも厚め、甘いとんかつソースをいっぱいかけて
ドレッシングもたっぷりですから、油と砂糖と炭水化物の豪華盛りですよね。
野菜は刻んだキャベツだけ。
若い人がこんな食事で良いのでしょうか。
ちょっと心配になりましたね。
安いお弁当とか、山の中の食堂とか今は揚げ物ばかりとなってます。
冷凍して置けるのでお客がくれば揚げるだけ、無駄がありません。
でも、なんだかなぁ。
トンカツは油っぽく、それが口の中に何時迄も残りました。
もう二度といかないでしょう。
それにしてもこうした一見豪華でしかも安いのが売り物のチェーン店みたいなのばかりが生き残って、昔の様にお客の顔を見てから調理して、しかもお手頃価格という
町の食堂はどんどん消えて行くのです。
なんか、寂しくない?