寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3684話) ツバメ

2024年06月17日 | 出来事
 “朝、江南通信部で2階のベランダの窓を開けると、1羽のツバメが電線にとまっていた。ずっと鳴き声が聞こえるので、玄関先に出てみると、軒下に小さな巣があった。ツバメが家に巣を作ると縁起が良いと聞いたことがある。
 ほっこりした気持ちになっていたら、ある高齢者施設に勤める女性から悲しい情報が寄せられた。朝出勤すると、玄関先の看板にあったツバメの巣が下に落ちていたという。つぶれた巣の周りを行ったり来たりするつがいのツバメ。道具箱に置いてあったはずのホウキがそばに落ちていた。
 「明らかに人の仕業。久しぶりに巣を作ってくれたのに、心無い人がいる」。女性は声を震わせた。ツバメなどの野鳥は、許可なく捕獲することはもちろん、卵やヒナがいる巣を壊すことも鳥獣保護管理法違反になる。近年、減少していると言われるツバメ。自然環境の変化だけでなく、人間の身勝手も影響しているのだろう。ヒナが巣立つまで、そっと見守りたい。”(5月23日付け中日新聞)


 「モーニング」という記事欄からです。ツバメも昔に比べたら随分減った気がする。ところがである、今年わが家の車庫の屋根裏にツバメが巣を作ったのである。車庫のシャッターは、昨年までは夜になると降ろしていたが、今年から開けたままにした。それが即、ツバメの巣である。車の屋根がよく汚れている。最初は不思議がっていたが、そのうち巣がみえるようになった。そしてツバメの巣と気がついた。何十年、初めてのことではなかろうか。妻はぼやいていたが、ボクは屋根にシートをかぶせた。先日雛がみえた。まもなく飛び立つであろう。ツバメが巣を作ると縁起が良いとは知らなかった。またツバメは覚えていて毎年帰って来るという。巣の位置は高くてボクには取りはずことができない。もうこのままである。毎年の恒例のことになるであろうか。それも良しである。幸福を運んでくれるであろう。そう思うだけ気分が良い。



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