寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3715話) リーダーになる 

2024年08月22日 | 意見
 “昨春高校に進学した私は主にボランティア活動をする部活動に入りました。コミュニケーション能力をさらに高め、リ-ダーシップを養うという目標を掲げましたが、有言実行できませんでした。後輩ができる前に一度はやっておこうと思い、ボランティア活動のリーダーをやってみました。そこでいろいろな気付きがありました。
 リーダーは、ボランティアの内容をどうするかはもちろん、集合時間や場所を決め、訪問先との調整も1人でやらなけれぱなりません。それができたら、今度は部員にそれらを周知徹底する必要があります。仕事はとても大変だからこそ、活動を終えたときの達成感、充実感はとても大きかったです。
 高校2年生の私たちは間もなく部活でのリーダーとなります。みんなをまとめつつ、自分も一層輝けたらと思っています。”(7月24日付け中日新聞)


 愛知県半田市の高校生・シーブリッジ笑里さん(女・16)の投稿文です。 リーダーになる、その気概を持っていることがまず素晴らしい。そしてこうして投稿する、これでまた気分が高まる。リーダーはやろうと思ってやれることではない。リーダーは格好がいいだけではない。まずはその素養を備わっていなければならない。行動もついてこなければならない。かけ声だけでは誰もついてきてくれない。素養や行動力は一朝一夕でできるものではない。常日頃から養わねばならない。まずは心がけである。 シーブリッジ笑里さんはそれを心がけようとされている。何となく自然についてくることがあるかもしれないが、心がけをも持てはより早いだろう。
 もう気がつかれているようにリーダーは大変である。責任もある。この大変さに、リーダーを逃げる人もある。でも逃げたら人間としての向上は起こらない。高校生である。人生はまだ長い、始まったばかりである。多いに体験し、学んで欲しいものである。



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