寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第2706話) 記録を後世に 

2018年11月26日 | 活動

 “江南市東部にあり、大□町と隣接する力長町の町史を、有志の町民九人がまとめ、「力長町史」として発行した。力長町は安産守護神で知られる「若宮八幡社」を中心に発展したが、江戸時代の寛文十一 (一六七一)年当時は、人口百七十三人の小村だった。住んでいるのは氏子が中心で、大半が江口姓を名乗っていたとされることなどを記した。(中略)
 力長町には歴史が分かるまとまった文献などがなく、町史をつくりたいという意見が、以前から町民の間で出ていた。有志が編さん委員会を立ち上げ、江南市史や「愛知県丹羽郡誌」を調べるなどして製作。一九五四(昭和二十九)年の江南市制施行以前の資料探しに難航しながら、完成には一年半を要したという。
 以前から自身でも郷土の歴史を調べてきた委員長の本田俊男さん(八五)は「周りはお年寄りが多く、昔を知っている人が亡くなってしまう前に本にまとめたかった」と話す。委員の近藤憲市さん(七八)は「力長に住んでいても知らないこともある。正確な記録として後世に伝えていきたい」と語った。”(11月2日付け中日新聞)

 記事からです。ボクは村のことについてあまり知らないが、それでも今はもうなくなった昔の記憶のあることもある。でもいわれや詳しいことは知らない。比較的知っているボクにしてそうだ。もうまもなく全く忘れられてしまう。何とか記録に残せないかと以前から思っていた。ただ思っているだけだった。それを江南市力長町の人はされたのだ。実際する人があるのだ。ボクの村では長老と言われる人が最近次々と亡くなった。遅すぎるかも知れないが何とか方法はないのか、考えてみよう。
 そして先日、2人の年長者にこの記事を読んで聞かせた。時間がなかったので、ほとんどボクの真意を話すことはできなかったが、賽は振った。いろいろな手法が浮かんでくる。数ページ、数項でもいい。話し、試してみたい。


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