寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3666話) 店頭の気遣い

2024年05月10日 | 出来事

 “近くの洋菓子店に行きました。若い女性がレジの前でケーキをいくつか選んでは注文していました。その後ろに並んだ私を女性は振り返って「いちごショートケーーキ、買われますか?」と笑顔で聞いてきました。私が「いいえ、買いません」と答えるや、女性は「じゃ、いちごショート、もう一つください」と店員に告げました。ショーケースには「人気NO.1」と紹介されるいちごショートケーキが一つありました。なるほど、女性は私が買おうとしていたのなら、その分を残そうと考えたのですね。
 そんな女性の気遣いがありがたく心地よかったです。そのことを思い出すたび、今もうれしくなります。”(4月9日付け中日新聞)

 名古屋市の主婦・吉田さん(61)の投稿文です。最後の商品、私はすでに買ったがもう一つ買いたい、でも後の人が買いたかったら譲ろう。それを聞いてから行動に移した。小さなことながら良い話である。チョットした気遣いで、皆が何となくホンワリ温かい気持ちになる。
 ボクなどスーパーでもコンビニでも買っても1つ2つである。しかし、レジに並ぶと自分の前にたくさんの買物をした人がいる。そんな場面によく出合わす。終わるのを待つことにうんざりしてくる。順番を譲ってくれないかな、とつい思ってしまう。でもこんなことは起こりえない。でも違うことでボクはしたことがある。ボクは一宮友歩会や老人会の資料が多いとコンビニにコピーをしに行く。ボクがまだたくさんコピーが残っているとき、後に人が来ると、何枚程度か、聞くことがある。数枚程度なら譲ったことは1度2度ではない。同じような話である。