寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3612話) シバザクラ

2024年01月11日 | 活動

 “自治会の仲間5人と「シバザクラ会」を5月に結成し、わが家の前にある自治会花壇のシバザクラを皆で世話している。150平方メートルほどの花壇で、10年ぐらい前は一部には植わっていたものの、半分は傾斜地で雑草が茂っていた。そこで私は1人で草抜きを始めた。手を焼きつつも、2、3年で繁茂を防ぐことができた。景観がさらに良くなればとの思いでシバザクラを植え、開花すれば道行く人に「奇麗ですね」と言われるのはうれしかったものの、その維持に難儀してきた。そんな中、仲間が「手伝うよ」と言ってくれたのだ。5月に続いて11月半ばに株分けをしたが、6人での作業はあっという間に終わった。来春、ピンクや紫、白の花が咲くのを心待ちにしている。”(12月16日付け中日新聞)

 岐阜県可児市の中島さん(男・70)の投稿文です。自治会の花壇を一人で世話を始める。まずは草取りから。きれいになると花が植えたくなるものである。そしてシバサクラを植えた。しかし作業は大変になっていく。仲間が手伝ってくれた。そしてシバサクラ会ができた。1人の人の善意から素晴らしい発展である。1人で何年も続けられた、まずは中島さんがあってこそであった。そこに仲間が加わって大きく発展した。
 ボクの村の公民館には数坪の花壇がある。昔は知らないが、ボクが知っている限り花が植えられていた記憶はない。作ったときには植える計画であったのだろう。誰も植えようと提案した人がないのだろうか。誰もが手を抜きたいだけの時代である。ここに花を植えようと提案したらどうなるのだろう。恨まれるかもしれない。でも考える価値はある。ボクの村に中島さんはいないのだろうか。


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