寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2707話) 軽トラハウス

2018年11月28日 | 活動

 “キャンピングカーで日本一周というのを、ずーっとずーっと思い続けていました。車やバイクでの旅行が好きで、最近では自転車でも健康のため走っています。軽トラハウスをテレビで知り、自分も追ってみようと思いました。家計に負担をかけずに、自分の小遣いをためて製作を開始しました。
 材料を集めるのに、ホームセンターヘ通いました。近くの大工さんに相談に乗っていただきました。軽トラックの荷台に載せる小屋を造ればよいのですが、高さ、長さ、重さが制限されています。一人ではできないので、妻に「ここを持っていて」と頼んだり、防水テープを貼るときに協力してもらったりしました。いろいろ内助の功があり、約三ヵ月かかり完成しました。ずいぶんお金がかかって、予算オーバーです。子どもたちが見に来て、屋根にソーラーパネルを、防災グッズも必要などとアドバイスしてくれました。
 何度も近くの山道でテスト走行しています。まだ旅行はしていませんが、安全、安心を第一にしています。夢の中ではすでに、北の大地を楽しく旅しています。こんな自分を久しぶりにときめかせてくれた「ドリームワン」ありがとう。そして、わが家の皆さま、ありがとう。”(11月5日付け中日新聞)

 岐阜県瑞浪市の自営業・稲垣さん(男・64)の投稿文です。キャンピングカーで日本一周を長年夢みられ、今まさに実現されようとしている。それも、家族で協力して軽トラを改造してである。3ヶ月かけ、奥さんにも手伝って貰い、子供さんからも意見を聞いて。今、テスト走行中と言われる。用意万端である。ご夫婦で行かれるのだろうか。この文ではよく分からない。良い旅を祈りたい。
 車で何ヶ月もかけ、全国を旅行される話を時折聞く。自由が許される歳になり、車が好きな人にはいい過ごし方と思う。ボクは車が余り好きではないが、羨ましい限りである。もちろん豪勢なキャンピングカーでもいいが、こうした手作りのキャンピングカーもいい。楽しみを倍加させるのは、いろいろ手をかけることである。手をかけることがまた楽しみである。
 ボクは団体旅行ばかりである。夫婦で参加することが多いが一人参加も増えた。高齢者に旅行は最高のぜいたくである。今年は過去最高の旅行三昧の年になろう。ツアー旅行は楽でいいが、稲垣さんの旅行も羨ましい。


コメントを投稿