寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3602話) 活力源

2023年12月23日 | 活動

 “一昨年夏に夫が逝ってから足腰が弱くなってつえが手放せなくなり、人との出会いやたわいない会話が恋しくなりました。そんな中、近くの寺で毎月6日にある「いきいき集い会」が生きる力を与えてくれます。
 私も含めた高齢者15人ほどが読経し、住職による法話に耳を傾けます。その後はお楽しみの時間。地域住民による健康や福祉の講話、クイズやパズルでの脳を鍛えるトレーーニング、頭も体もともに動かすゲームや軽い体操・・・。毎回、皆童心に返ったように楽しんでいます。お堂の仏様に見守られている気さえします。俳句や絵手紙、読書といった趣味も大切に前向きに生きようと考えています。”(11月27日付け中日新聞)

 岐阜県大垣市の大角さん(女・82)の投稿文です。まさにボクが行っているサロンである。ボクは老人会の仲間と行っているが、大角さんの場合は寺院である。寺院で読経まで行われると言われるので、寺院主催のようであるが、お楽しみの時間は誰が企画されているのであろうか。多くの人が携わっているとよりいいと思う。
 ボクの市では毎年「通いの場マップ」という冊子が作られている。それを見ると、老人ホームや薬局、喫茶店など事業者が運営されている通いの場もあるが、ボクたちのように地域住民で運営している箇所もかなりあるようだ。高齢者はますます増える。そして遠くへ出かけられない人が多くなる。自宅近くで出かける場所があることが重要になる。
 ボクたちが行っているサロンをもっと広く知ってもらおうと、先日、町内全家庭に出前講座の案内を回覧して貰えるように配慮した。今でも高齢者に限らず、誰でも参加できる形にしているが、老人会会員以外は誰も参加はない。1月31日に開催である。どんな反響が出るか、楽しみである。


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