寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3213話) 画面越し

2021年10月11日 | 行動

 “中学校二年生の息子がマスクを着けながらオンライン授業を受けていました。気になって「家にいるのになぜマスクをするの」と尋ねたら、「みんながしているから」との返事でした。タブレット画面をのぞくと、その通りでした。「オンライン授業の魅力はマスクなしでお互い表情が見えることなのに」と息子に話をすれば、「率先してやってみるね」と言っていました。思い切って学校にも電話してわが思いを先生に伝えました。
 次の授業日、息子はマスクなしで臨みました。画面上の先生も外していて、それから着けない子が少しずつ増え、何となく雰囲気が明るくなったそうです。不自由な生活はまだ続きそうですが、少しでもみんなが楽しく学べることを願っています。”(9月20日付け中日新聞)

 岐阜県本巣市のパート・竹田さん(女・41)の投稿文です。これはボクも時折感じていたことです。新型コロナウイルスに感染する恐れはどこにもあることながら、ほとんど自分一人でいる時にマスクをする必要はあるのか。確かな安全が確保されている場でマスクは不必要ではないか。オンラインで情報交換をしている状況がテレビで映される時にほとんどがマスクをしているのですが、マスクの必要がないためのオンラインではないか。マスクをしていては表情も分からないし、言葉も分かりにくい。マスクをかけるは不都合がいっぱいあり、正常の状態ではない。竹田さんは疑問に思われたことはやめ、率先して実行された。お母さんが学校に連絡をされたのはいい。先生もマスクを外された。同調する生徒も現れた。何も考えず流されるのは良くない。これは多くのことで言えるのである。
 ただ、状況が分からない人はマスクを外してもいいのかと、思われる人もあろう。そこでできるだけどこでも付けているというのも一理あると思う。でも、そういう時期は過ぎた気がする。