ラッコをだっこ

昨日は台風の影響で、北海道は朝から雨だったので
ヘルパーさんとのお遊びの予定をキャンセルして
さっちゃんと私は、家でのんびりと過ごしていました。

昼頃、雨が急に強く激しくなり
雨粒がベランダや窓をばちばちと打づ音を聞いていたさっちゃんが
「あめが おけんかしてる」
と、ぽつりと呟きました。

普段、私のことを「ままごりら」呼ばわりするとは思えない詩人です。
不覚ながら、少し感動してしまいました。

昼食後、少し伸びた爪を切ってあげると
「いっちゅも、いっちゅも、やさしいね」
爪切りに集中して油断していたので
不覚なから、でれっとしてしまいました。

夕方、雨がおさまった隙を狙って、さっちゃんを連れて、再び温水プールへ。
だって、泳ぐさっちゃんって、とても面白いんだもの。

前回の泳ぎをしつこいくらいに誉めたせいか
今回は、更に快調な泳ぎっぷりを見せてくれるさっちゃん。
なんと、背中で浮いて足だけヒラヒラさせる「ラッコ泳ぎ」や「イヌかき」で
25メートルコースを何度も完泳していました。

「泳ぐの、じょうずだね」と褒めると、ラッコは得意気にニコニコ笑っていました。

帰りはお父さんにお迎えに来てもらったのですが
その頃、雨はまた激しくなって、遠くでは雷も鳴っていたのですが
それを聞いていたさっちゃんが
「まま？」
と、ぼつりと呟きました。

お父さん、大爆笑。
いっちゅも、いっちゅも、やさしいカミナリってなんなのよ。
言っておくけど、私のカミナリは本物よりも相当怖いんだからね。