一緒に学ぼう、等身大の中国!

manamiの私生活は、食べることと歩くこと。日々の生活を通して、メディアが伝えない、中国の今を覗いてみよう!

正陽門城楼~耳が千切れそうになりながら、知識吸収!~

2018-02-05 00:00:05 | 北京市内観光

 この日manamiが出掛けた先は、地下鉄2号線の前門駅の真上、駅の名前にもなっている、前門。正式名称は、正陽門といって、1419年に創建された後、明朝・清朝時代を通して南正門として利用されてきたもの…。
 安全検査を経て、天安門広場に入って、正陽門東側の入口から20元の入場料を払って中へ…。実際には、“2018年北京博物館通票”を使って、無料だったのだけれど…(累計回収額35元)。
 この門は、1900年に八国聯合軍の攻撃にあったり、1937年に日本軍に占拠されたり、その他にも火災で何度も消滅しては建て直されてきたのだれど、1915年の改修後は、現在あるような城楼と箭楼を残すのみの姿になったとのこと…。

 で、城門内の展示を見ながら、今回学んだのが“九門走九車”で、これは、当時北京の城壁にあった9ヶ所の城門について、各々通行する車の用途が分れていたということを示したもの…。
  正陽門: 最も格式高く、主に皇帝の車が通行
  宣武門: 近くに刑場・菜市口などがあり、囚人や死人を載せた車が通行
  阜成門: 西山から石炭を運んで来る車が通行
  西直門: 水源である玉泉山・昆明湖に近く、水を運ぶ車が通行
  徳勝門: 北方民族と戦う軍隊が、戦闘に出発する時に通行
  安定門: 北方民族と戦った軍隊が、戦闘から帰還する時に通行
  東直門: 土木建築材料を運ぶ車が通行
  朝陽門: 通州方面から水運で運ばれてきた穀類を運ぶ車が通行
  崇文門: 税関の機能があり、主に酒を運ぶ車が通行
 耳が千切れんばかりの寒さの中ではあったけれど、天安門広場南側の高見から眺める360度のパノラマは、なかなかのものだったね!



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