典顧堂日月鈔 on blog

日記というか雑記というか…… 人様にお見せすることを前提とはしておりません。

天候も不順なせいもあってか、どうも、気持ちもスッキリしない

2006年07月23日 22時38分25秒 | Weblog
 “カシス親善大使”に選ばれたカーリング女子日本代表「チーム青森」の本橋麻里(20)と目黒萌絵(21)が22日、カシス製品に力を入れている東京・中央区の明治製菓本社を表敬訪問した。
 青森市は国内最大のカシス生産地であることから起用されたもので、23日の“カシスの日”を前に本橋は、「カシスは合宿中などにみんなでよく食べます」としっかりPR。目黒も「氷を読むことが試合の流れを決めるので、目の疲労回復にいいカシスはよく食べます」と話した。
 また2人は「07年に日本で開催される、アジア初の世界大会に向け、今後控えた大会を一つ一つクリアしていきたい。新しいチームなので、しっかりチームをつくりあげて頑張ります」と意気込んだ。


そういった意味も含めて、先日公開になった「ハチミツとクローバー」なる映画に、某N研の後輩である浦和在住の某氏が主役級で出演していて、映画の宣伝のために「王様のブランチ」に出演している……という夢を見たのであるが、フロイトに分析してもらいたいものである。

そんなことはどうでもよくて、けふはふらりと買い物に出かけて、古本屋で萩原朔太郎の『猫町 他十七篇』(岩波文庫)なる本が目に入った。
その本を見て思い出したのは、昨日の深夜、NHKでわけのわからない音楽番組をやっていて、それに向井秀徳氏が出演してアコギ1本で淡々と歌っていた姿であった。
向井秀徳氏の歌詞は、ある種の特徴を持った「コトバ」が、いろんな曲に繰り返し使われる事が見受けられるのであるが(それらは「性的衝動」とか「冷凍都市」などというコトバであるのだが)、最近の向井秀徳氏は「NEKOMACHI」(猫町? 猫街?)というコトバを多用する傾向にあるように思えるのである。
そんなことを、NHKの音楽番組で感じていたところで、『猫町』に出会ってしまったのであるから、向井秀徳氏がもしかしたら萩原朔太郎から何か影響を受けたのだろうか、と思って、その本を手にしてみた。
目次を眺めていると、収録された短編の中に「大井町」というのを見つけ、これまたわたくしが平日毎日利用している駅なので、何かの縁であると感じ、そのページを開いてみた。
どうにも侘しさのこみ上げてくる文章である。けして、文章の一部を取り出して石碑に刻んで大井町の駅前に飾ったりするような、そんな脳天気な文章ではない。
眺めていて幻滅しかかったのであるが、わたくしがこのような本を手に取ったことも大変珍しいことであるし、値段も300円だったので、つい買ってしまった。ただ、どうも昔から、安いものを一品だけ購入するということができない性格なもので、その近くにあった適当な本も一緒に購入した。

芥川龍之介『或日の大石内蔵之助 枯野抄 他十二篇』
幸徳秋水『帝国主義』
(どちらも岩波文庫)
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