(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

セイクリッドセブン ♯02「ルリ色の絆」

2011年07月26日 | 視聴済アニメごった煮
あれ?なんか随分とあっさりしているような……。

 そんな今回のお話は…
 メデューサとの戦いから数日後。ルリが新理事長に就任したアルマの学園は、セレブな学園へと様変わりをしていた。
 そんな中、理事長室に呼び出されたアルマは、ルリから改めて悪石との戦いに協力してほしいと要請されるが、アルマはその申し出を断ってしまう。
 その頃、米軍基地から一機の輸送機が飛び立った。その機体内部でうごめく怪しい影。それは、先日の戦いでメデューサの尻尾から抜け落ちた悪石蛇だった。
 そして、その機体が極秘裏に運んでいたのは、「塩化窒素コルバイト」と呼ばれる強大な爆発物質。
 数刻後、太平洋上空で大爆発が起こると、台風の中で爆発物と融合した悪石蛇は直径数十キロに及ぶ巨大な台風型悪石となって、刻一刻と日本上空に迫っていたのだった。
 以上公式のあらすじ。

 話の主なメイン(変な日本語だが)としては、ルリが戦う理由を見せることなのだが、戦闘を含め、何か随分あっさりしているような……。
 理由を先に行ってしまうと、アルマの持つような力は、17年前に降ってきた隕石によってなのだが、たまたま両親からプレゼントされた石でルリの姉、葵が石となってしまい、両親は悪石によって殺された。ルリは悪石を全て倒すことによって姉が元に戻るのではないかと信じ、受け継いだ莫大な財産を元に、対悪石の組織を作り上げたのであった。
 ということで、ルリに力を貸そうか迷っているアルマに対し、執事の鏡がアルマを葵に会わせてみてはと提案するが、ルリはそれを拒否し「同情などで戦って欲しくありません」と言う。
 ここはそのルリの気高さがキャラクターとマッチしていて良いのだけど、今回の悪石出現後、焦れた鏡が独断でアルマに葵を見せ状況を説明してしまう。そこへルリがやってきてアルマが戦う決意をするのだけど、その時になにもないんだよ。それはちょっと疑問を感じてしまう。
 なぜならば、上記したように、ルリは同情で戦ってほしくはない。しかしその状況からすると、アルマが同情から力を貸そうと言い出したとしか思えない。だったらルリは上記台詞である間の申し出を一旦は断るべきなんじゃないだろうか。
 そこでだ、アルマはその時「オレの力は本当に役に立つのか?」と聞いている。人を傷つけてしまうこんな力などいらないと思っていた彼であるが、そんな力が本当に人のためになるのならそうしたい。同情が全く無いわけではないだろうが、力を傷つけることでなく人助けの為に使いたい。これが彼の本心だろう。
 それをルリに伝え、アルマがただ同情のためだけに力を貸すと言っているのではないことを理解させなければならないのではないだろうか。そのシーンからすぐに悪石へと向う飛行機内のシーンに移ってしまったので、見ていて「え?これでいいの?」と思ってしまいました。
 そこでドラマを盛り上げることができたであろうので、ちょっともったいないような気がします。もっとアルマの戦う意思やルリの気高さを強調してもいいと思うのだがなぁ。

 随分とあっさりしているという点では戦闘もそうだ。
 まず、第2話にしてもう巨大な敵は正直早いんじゃないのか?こういう「こんなでっかいのとどう戦えばいいんだ」というのは中ボス的展開だと思うのだが。
 そんなデカい敵に大ピンチの後の大逆転というわけでもないし、なにやら攻撃を避けて2、3発ポスポスっと撃ったら終わりなんだったら、別に巨大な敵じゃなくても良いような気がします。もしかしてアレかな。今回はただ変身した(?)アルマの飛行能力を見せたかっただけなのかな?
 それと、不意に飛行機から落ちてしまったアルマを追って、ルリも飛び出してしまうシーン。「パラシュートを!」という鏡に「今いかないと間に合いません!」と言って付けずに飛び出してしまうのはカッコよくていいのだけど、その後きゃあぁぁとかいいながら落ちてくるのはどうなんだ(笑)。
 ルリのキャラクター的には見事に追いついてアルマに抱きつきバランスとるくらいしてもいいだろうし、きゃあと言わせたいなら、思わず飛び出しちゃったけど途中で我に帰って……みたいな小芝居があってもいい。
 ついでに言うと、悪石撃破後なんですが、あんなでっかい質量が空から落ちたら……そらもうすごい津波ですよねぇ。細かい所気にしすぎ?(笑)

 とまぁ、正直にいうとこのアニメはけっこう大雑把な所あるよなぁ。もうちょっと細かく描く所とそうでなくてもいい所のメリハリがあっても良いような気がします。
 何か文句ばっかりになってしまいましたが、お話としてはつまらないことはなく、上記したルリが戦う理由を始め、アルマがなんで川で石を拾っては捨てているのか、伊藤若菜との関係であったり、アルマが他人と関わろうとしなかったもうひとつの理由などが語られ、なーんも分からなかった第1話から、情報が少しずつ提示されていって興味を引かせており上手くは作ってある。
 それだけにこのメリハリのなさはちょっともったいない。その辺がなんとかなるであろうことを期待したいと思う。


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