(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ハピネスチャージプリキュア! 第6話 リボンの優しさ!!料理って愛情なんです!!

2014年03月17日 | ハピネスチャージプリキュア!
正に教育テレビ。

 そんな今回のお話は…
 ひめとブルーのために、毎日一生懸命お料理を作っているリボン。
 今日もおいしいランチを作ってくれたのに、ひめったら「パンケーキの気分だったのに!」と言ってリボンを怒らせちゃうの。
 リボンにワガママを言って、勢い良く大使館を飛び出したひめだけど、お腹はペコペコ。そこへランニング中のゆうこがきたわ!
 ゆうこのおうちは「大森ごはん」というお弁当屋さんだから、お腹をグーグー鳴らしているひめにおいしいお弁当をご馳走してくれるの。
 「こんなおいしいご飯は初めて!」と大感激のひめはゆうこにお店のお手伝いをお願いされて、さっそくプリカードでシェフに変装!
 はりきってお料理しようとするけど、ゆうこがもってきたのは、山のようにたくさんのじゃがいも。コロッケを作るために、皮剥きをお願いされちゃうの。
 もっとカッコ良くお料理ができると思っていたひめはガックリ。だけど、ゆうこからお料理について話をきいていたら、けんかをしちゃったリボンのことをふと思い出して…。
 以上公式のあらすじ。

 冒頭に書きましたように、お話は教育テレビしていておもしろさという点はあまりない。サブタイ通り、料理は作ってくれる人が愛情を持って作ってくれているんだよ、という訓話で、子供っぽく食べる専門なひめがそれに気付く、というお話である。そんなわけで、正直おもしろいお話ではないんだけど、全く見る所がないわけではなく、興味深い所はある。

 上記あらすじの通り、リボンとケンカして飛び出してしまったひめは、めぐみの親友「ゆうゆう」こと大森ゆうこと出会い、彼女の家である弁当屋「おおもりごはん」へ行く事となる。弁当をご馳走になったひめは店の手伝いをする事となり、ジャガイモの皮むきをお願いされる。このシーンが実に興味深いのだ。
 別にアニメーション的に綺麗にジャガイモの皮を剥いたり、ひめやゆうこがぬるぬる動くわけでもなく、店の裏でジャガイモの皮を剥きながらひめがゆうこから料理の話を聞く、というだけのシーンなのだが、ここが妙に印象に残る。
 子供っぽいひめと比べれば、随分とおっとりとしておとなしいゆうこがひめを諭していく格好なのだが、店の裏手のあまり陽の当たらない場所で、座ってジャガイモの皮を剥く割と単純な作業をしつつ、ひめの疑問をゆうこがやんわりと答えていく様子は随分と落ち着いた雰囲気で、普段騒がしくあまり素直でないひめであるが、今この時は、おとなしくゆうこの言葉を素直に聞くのだ。このめぐみといる時ではないひめがポイント。
 初めはせっかくシェフに変装したので、カッコ良く調理したいと言い出すひめであったが、淡々と皮を剥きつつ淡々と話すゆうこの雰囲気に、少々語弊があるかもしれないが、ひめはのまれていく。ゆうこの穏やかな雰囲気にほだされて、ひめはゆうこの言葉を素直に聞き入れ、またそこから考え、素直に気持ちを出す事が出来た。ゆうこだからこそ、ひめは料理を作ってくれる人の気持ちに気付く事が出来たのだ。またこのシーンは顔のアップのカットが多く、ひめがゆうこの言葉を聞き、考え、気付く様を表情がよく表している。
 それだけではなく、ここは他に何をするでもなく、ただ淡々とジャガイモの皮を剥きつつ、というのが効果的だ。
 さほど難しい作業ではないので、ひめはゆうこの言葉に耳を傾ける事ができる。とはいえ、不慣れなひめはジャガイモの実も一緒に剥いてしまい、小さくなってしまうのに対し、ゆうこのジャガイモは綺麗に皮を剥いている。そういった中でもゆうこの料理する人の話は続き、ゆうこは「こうするんだよ」と言うでもなくひめに手を添えて、ジャガイモを少し剥いてあげる。穏やかなゆうこだからひめは教えられ気付く事があった。思うにこれはめぐみではダメだったのだ。
 このシーンの前に、大使館にて販促玩具での誠司とめぐみの会話で、ひめとリボンの為にがんばっちゃおうとするめぐみに対して、誠司は「お前、強引すぎるぞ。ふたりの気持ちをちゃんと考えたのか」と忠告している。「大丈夫だって!」と答えるめぐみであるが、誠司の忠告は実に的を射ていると言って良いのではないか。
 めぐみはとても優しく、そしてとても意志が強い。こうと思えば真っ直ぐゴー!なのだ。それは素晴らしい事ではあるのだが、悪く言えば我が強いとも言える。この場合、ひめとリボンを仲直りさせたい一心で、上記ひめとゆうこのシーンの後に迎えに来ためぐみは、「早くふたりに仲直りしてほしくって」と言う。めぐみに全く悪気はないのだけど、あまり素直でないひめにそんなこと言ったら逆効果である。事実ひめは「わたし悪くないもん」と言ってそっぽを向いてしまう。
 めぐみは例えば一緒に何かをがんばろう!とか、一緒に楽しくイエー!って時には最高の相棒であろうけど、今回のようなケンカの仲裁や繊細な出来事にはあまり向いていないのである。人それぞれ、接し方があるよねっていう意味で、めぐみとゆうこのこの対比もなかなか興味深い点でありました。

 とまぁ興味深い点はそれくらいで、その他と言えば、戦闘で随分とひめは凛々しくなったよなぁ。第1話で戦えば全戦全敗でサイアークにあんなに怯えていたというのに、今はタンカ切ってサイアークの前に立ちふさがるのだから、けっこうな成長ですよねー。見ていて微笑ましいです。
 戦闘で言えばゆうこもだ。なんだかよく分からない巨大な化物サイアークの前に立って、「逃げた方が身の為ですぞ」となじるナマケルダに「逃げるもんですか!」と脅しに屈しない彼女の勇気たるやと思わずにはおれん。自分の家が標的だからとは言え、普段おっとりニコニコな彼女が見せる勇気は印象に残る。さすがはキュアハニーと言った所でしょうか。(って、意外にも違い人物がキュアハニーだったらどうしよう/笑)
 ともあれ、1本のお話として、さしておもしろいお話ではなかったのですが、まぁ興味深い点はありました。全体的にこのハピネスチャージプリキュア!はパッとしない感じがするので、もうちょっと目標なり目的なりがはっきりすれば良いかなーと思うのですが。今の所、ひめの成長譚みたいになっていて、まぁそれはそれで彼女を気に入っている自分としては良いのですが、主役のめぐみが主役っぽくないのはどうなんだ。どっちかって言うとひめの方が主役っぽいよなぁ。

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは「キュアイーグレットさん」でした。
 やっぱ舞は美人さんだよなぁ。可愛い。どーでいーけど、中の人である榎本温子さんの普段の声はお姉さんっぽい声で、舞と全然違うんですよねー。
 けっこう昔にwebラジオで「絵があると高い声が出るんだよねー」と舞みたいな声を出されていた事があって「おおっすげぇ!」と感心した事を思い出しました。
 次回はキュアアクアさんのようです。ああ、なんかすげー久しぶりな感じ。オールスターズでもNSから声の出演無いものなぁ。

今週のまたみてね
 は、やっぱり似顔絵でした。前回も書きましたが、メインターゲットの皆さん的には良いんでしょうけど……いやいや、やっぱりプリキュアはメインターゲットの皆さんのものなんですよ、うんうん。大きなお友達は彼らを邪魔しないように応援しよう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿