(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

灼眼のシャナIII 第20話「世界の卵」

2012年05月10日 | 視聴済アニメごった煮
そんなどや顔されても。

 そんな今回のお話は…
 楽園『ザナドゥ』創造を担う「世界の卵」を背にシャナと戦ってた悠二の横に、バル・マスケ三柱臣の一柱、シュドナイが並び立つ。と同時に、シャナの横にもマージョリー、そしてヴィルヘルミナが現れた。
 その頃、“紅世の徒”に神託を伝播する力を持つ眷属・ロフォカレを捕らえ、戦況を少しでも変えようとしていたフレイムヘイズたちは、ロフォカレから意外な事実を知らされる。
 ロフォカレがシャナの計画を伝播できない理由とはなにか……。また、宝具『ヒラルダ』の発動によって現れ、吉田一美を連れ去ったヨーハンとフィレスの行き先とは……。
 以上公式のあらすじ。

 うーん。話はやっぱり何がなんだかさっぱりだ。
 今回としては、戦局よりも上記あらすじにあるように吟遊詩人みたいな人(ってゆーか徒?)ロフォカレに、シャナの計画を伝播してもらおうとするもダメって言われ、でもフィレスとヨーハンのしたことがそれを覆しそう、ってのが分かれば良いかと。
 今ラストにシャナが世界の卵に指輪を打ち込んでどや顔して終わるんですが、そうしたところで何がどうなるのか分からない為、冒頭の一文になったわけであります。その指輪は大命詩編(この字であっているのか?)云々なそうなのだが、それがなんなのかさっぱりなので、してやったり感は薄いと言うか無い。
 今ひとつ見せ所がよく分からず、まぁシャナの計画を伝播しようにも今はダメってことが今回のメインであったようにも思えるが、その「“紅世の徒”に神託を伝播する力を持つ眷属・ロフォカレ」ってのは、これまで全く出てきていなかったと記憶しているので、突然そんなこと言われても「えっ?そうなの?」となってしまうし、そもそもシャナの計画がこちとら分かっとらんので、ロフィカレとの交渉での歯痒さなども感じることが出来ないのだ。
 そういうこともあって、見ていてなんで戦っているのかがちょっと薄ぼんやりとしてしまっていて、まぁちょっと振り返ってみれば、楽園ザナドゥ創造とそれの阻止ではあるんだけど、今回はどうもひとつひとつの事柄がそこへ結びついてこない印象だ。
 それというのも、アバンでメイドさんがひとりショックを受けていたと思ったら割とあっさり復帰するし、なんかやっていたであろうマージョリーさんも戻ってきたけど、ベルペオル(三つ目の人ね)はなんかやってももう遅いぜとか言うし、上記ロフィカレのこともあったし、蛇の方でなく悠二が自在法を使ったぜとか、シャナのどや顔とか、いろいろあって散漫としてしまったような気がします。
 まぁ前期の終わりからこの最終章までの原作がどれほどあるかは知りませんが、おそらくは結構な量なので、あれも見せてこれも見せないとみたいなところはあるでしょうが、もうちょっと見せ所を絞っても良かろうとは思う。
 基本的に何がどうなっているかがチンプンカンプンな自分としては、ひとつひとつでさえよく分かっていないこともあり、面倒なので考えることを停止してしまい、結果ぼーっと画面を眺めているだけになってしまっている。
 そんな私のような人の観点からいうと、もっと楽園ザナドゥ創造と悠二とシャナというところへ話を絞ってくれた方が分かりやすくてみやすいと思うのだが、もうここまでくると、このアニメを見ている人のほとんどは原作をすでに読んでいるであろうから、ダイジェストみたいになっているのは仕方ないことなのかもしれん。
 とは言え、原作付きのアニメが原作売る為のPVという見方をするならば、本来は読んでいなくてもある程度理解出来るほうが良いに決まっている。やっぱりというかなんというか、このアニメ見て原作読もうって気にはならない。

 まぁ案外、ここへ至れば新規読者の開拓よりかは、ファンのためのアニメなのかもしれんが。


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