(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

スイートプリキュア♪ 第7話  テッテケテ~!音吉さんの秘密に迫るニャ♪

2011年03月28日 | 視聴済アニメごった煮
相変わらず戦闘のおまけ感はすごかったが日常パートはなかなかおもしろかった。

 そんな今回のお話は…
 しらべの館でピアノの練習をしている響と奏。2人で1つの曲をピアノでひけば、ハーモニーパワーがアップして、プリキュアとして強くなれるはず!
 しらべの館には、調辺音吉(しらべおときち)さんという、不思議なおじいさんがいるの。今日はいつのまにか、帰ってしまったみたい。
 ふと、見ると「ワシのたんじょうびにくれたんじゃ~」とよろこんでいた、おまごさん手づくりの音吉にんぎょうが落ちていたの。忘れていったんだ!
 「とどけてあげなきゃ!」2人の音吉さんさがしの旅がはじまる!でも、よくかんがえたら、音吉さんの家もしらないし…。
 なかなか見つからず、お腹がすいた響は、「明日でよくない?」とあきらめモード。でも「やると決めたらさいごまでやる」という奏。
 町をさがしていると、ハーモニカをふくミュージシャンが…。音吉さんだ!やっと見つけた!これでにんぎょうをわたせる!!
 ・・・アレ!?持っていたはずの音吉にんぎょうがないっ!!どこかでおとしちゃったかも~!!
 そのころ・・・音吉にんぎょうは、トリオ・ザ・マイナーたちの手によりたいへんなことに…!!
 以上公式のあらすじ。

 お話は響と奏が音吉さんの忘れ物を届けるというイベントを遂行しつつ、ケンカしたり仲直りしたりする話。
 と書くといつもと同じようではあるが、今回はその同じような話ではあるものの、不意に訪れたふたりきりの時間をもったことで、お高いの良い所を再認識し、そして自分の悪い所を改めるといった内容で、より響と奏の仲が進展する様子を描いていると共に、彼女らの個性が出ていて派手さのない話ではあったものの見ていて楽しかった。
 つまらないことでケンカしてしまうのはいつも通りであるが、なんだか含みのあるキャラクター音吉さんの計らいによってふたりきりになってしまった響と奏は、孫の手作りの音吉さん人形の忘れ物を届けるというイベントを遂行しながらお互いの良い所悪い所を見つつ思い出の場所へ辿り着く。
 幼かった頃に一緒に遊んだことがフラッシュバックする奏に「久しぶりに一緒にやろう!」と同じ遊びを誘う響。そうする中、頑固であるが故に素直な奏が「あの頃見たく何でも言い合おう」と提案する。
 奏は響と今のままでいたくないのだ。一番の親友であったあの頃、何をするにも一緒だったあの時、またその頃と同じような関係に戻りたい、同じような関係になりたいのである。
 思えばこれまで、響き曰く「上から目線」な物言いは、響にこうあってほしいという願望の現れだったように思える。前回判明した姉という立場からしっかりしていなくてはならない奏は、一人っ子で自由奔放な響に案外あこがれる部分があったのかもしれない。そういった中で、響にはもうちょっと規律であったり、こうと決めたら諦めない姿勢を持ってくれればもっと良いのにと思う所があってのいつものお説教だとするとうなずける話ではないだろうか。
 一方、響の方も頑固で融通の利かない堅物と奏のことを思いつつも、それ故の素直で真っ直ぐな彼女に心地良さを感じている節がある。
 上記した「何でも言い合おう」とか、戦闘での「言いたいことがあるならいって」という直球を渕当ててくる奏は、ちゃらんぽらんな所がある響にとって、真っ直ぐ真剣に食い込んでくる彼女の姿勢は分かりやすく心に伝わるのであろう。ケーキの話でもそうだったように、響は語彙が少ないので、奏くらいのストレートさが彼女にとってちょうどいいのだろう。
 あんまり緩衝剤としての機能も果たせていないハミィという横槍がない分、気持ちが素直に伝わって、やんわりと進展していくふたりの仲が見ていて気持ちよかった。
 まぁ話の展開としては、上記思い出の公園の部分は最後に持ってきてほしかった所で、せっかくすごく仲が回復したと思ったら、またつまらんことで言い争ったりするのでなんだかなーと思ってしまったが、よくよく考えてみると、公園にたどり着く以前と以降ではちょっと感じが違って、以降の方は響き曰くの上から目線の説教的な所はあまりない。
 そういった所も鑑みて、仲の進展をドラマチックに熱くというのではないが、割としっとりした感じでやんわりと第1話からの関係が変わっていく様子が見ていて気持ちよい。また、上記公園の出来事と同じく、ラストの寝る前に懐中電灯をチカチカと合図を送るのも、きっと子供の頃にやったことなのだろうが、その一番仲が良かった頃の思い出を今またやるというのがだいぶふたりの気持ちが近づいてきている感がよく表れていて印象的であった。

 さて、上記したように今回は響と奏の個性という所もよく出ていて見ていて興味深い。
 ビジュアル的に好みだからなのか、個人的には奏の方が印象的で、とにもかくにも奏は頑固である。それと同時に彼女はこうと決めたら徹底的で全く融通が利かないのだ。
 海で転んで水浸しになった件で、響の「もう明日にしよう」は至極真っ当な意見で、行方がようとしてしれない人物をその日の内に捜し出し、落とし物を届けなくても良いだろう。
 そもそも調べの館にいるらしいのだから、今度あった時でも特に問題はあるまい。しかし奏は今日中に届けると言ったら届けるのだ。それは何故か。後日渡すよりも今日渡した方が良いに決まっているからだ。
 彼女の頑固さはその素直で真っ直ぐな性格の表れで、その真っ直ぐさはどんなに叩いても曲がらない。とにかく素直に真っ直ぐ、それが奏であるのだが、外国の方に話しかけられた件で、自分で喋れば良いのにわざわざ響きに耳打ちしたりする所を見ると、彼女はどうも積極的というわけではないようだ。
 調書は短所とはよく言ったモノで、奏の素直で真っ直ぐは頑固で融通が利かないのである。前回にアコが「アンタ、モテないでしょ」と言ったのは見ていてかなり当たっているんじゃないかと思う(笑)。
 真面目過ぎて頑固だし、あーだこーだ言うし、融通利かないので、きっと学校の野郎どもは「南野は可愛いけど性格がなぁ……」とか絶対言われているに違いない(笑)。
 響の方はと言うと、自由奔放で主言ったったら考え無しにすぐ行動な主役っぽい個性な割に、ちょっとの障害などですぐに「もういいよ」とか言って諦めてしまったりする。
 それは奔放であるが故で、劇中奏が言っていたように思い通りにいかないと投げ出してしまう。「こうならないならやーめた」っていう子供っぽい所があるのだ。
 そんな子供っぽい彼女だからなのか、あんまり難しい物言いをすると伝わらないらしく(例としては3話の父親の言葉みたいな)、上記したように、奏くらいに真っ直ぐドーンと行かないと理解できないようで、それ故に奏の素直さを響は気に入っているようだ。
 そんなふたりの個性という所で個人的におもしろいシーンがあって、外国方に話しかけられた後で、奏が響の英語を茶化したシーン。
 個人的にその奏はイヤミに見えたのだけど、響はそんな奏にアハハと笑うのだ。見ていて響は怒ってもいいんじゃないかと思ったのだが、よくよく考えてみと、奏のそれは茶化したのではなく彼女のお茶目だったのであろう。響は頑固で堅物な彼女がそんなお茶目をしたことに笑ったのだ。
 これまで見ていてあんまり無二の親友という感じがしていなかったのだけど、上記したことを見て「あぁなるほど」と思ったのでした。

 第1話からふたりの関係はだいぶ変わってきてはいるけれど、正直もうちょっとドラマチックにジーンとくるようなイベントがあってもいいと思うが、もしかして今回がそんなイベントであったのだろうか?話数的に。
 そうだったらちょっと寂しすぎるんじゃないのかなぁ。もっとでかいイベントがこの後にあることを期待したい。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「セイレーンと世を忍ぶ仮の姿エレン」でした。
 次回はセイレーンの世を忍ぶ仮の姿が変装するようだが……なんだかすごく可愛いんですけど。エレンよりもそっちの姿でいてくれた方が個人的には良いかな、とかちょっと思ってしまったよ。


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