どの辺が「異邦人の夢」なのかはともかく、クライマックス感はある。
そんな今回のお話は…
真宰社の基部で起こった爆発は、その遥か上空から目撃したシャナと悠二に一時戦いを忘れさせるものだった。
何故なら、その爆発の中心には、ヨーハンとフィレス、『エンゲージ・リンク』の二人に連れ出された吉田一美がいるはずなのだ。
心配を隠せないシャナは『エンゲージ・リンク』と深い絆を持つヴィルヘルミナに救援を指示する。
一方、その爆発を見ていたシュドナイはあることに気付く、「何故『エンゲージ・リンク』が応戦しない」。
バル・マスケも、シャナたちフレイムヘイズも知らない何かが、そこで動こうとしていた。
以上公式のあらすじ。
お話は本筋の世界創造については最後の方でちょろっとあるくらいで、ほとんどは吉田一美一行と帽子の野郎&キアラの因縁に決着をつけることに割いている。
その流れで帽子の野郎の宿敵マッド博士がお亡くなりになるのだけど、その行程が吉田一美一行の行動にリンクしており、最終決戦での入り乱れた戦いの中での各々の戦いが、色々なところで交差し、この決戦を個別の戦いでなく、大きな一つの流れの中で行われていることを感じさせて上手く作ってある。
今回はそういう個々の因縁にある程度決着をつけ、一番の本筋にそろそろ向わせようとする流れのようで、これまで色々とあった某をここいらでそぎ落としていって、次回の一番の注目所に流れを持っていくように仕向けてある。
まぁ要するに、広がっていたものを、ここいらで最終目標に収束しようとしているわけだけど、残りも後2回というところで注目所に目がいかないのもおかしな話なので、順当と言えば順当ではあるものの、そういうことを感じさせないような展開にはなっているのだから、正直良く出来ていると言っていいだろう。
これまでザッピング的に個々の戦いを見せておいて、ここでそれらは端々でちゃんと繋がっていたのだと、一気にきゅっと収束させ、今回のラストで判明するマージョリーさんが序盤で何をしていたかを明かすことで、全てが作戦の内なのであるというところへ持っていき、目線をシャナと悠二、そして新世界の創造へとスムーズに向けさせているのだから見事。
戦域が大きくフレイムヘイズたちがほぼ別個で動いていた序盤から中盤で、今ひとつ何が起こっているか分からなかったが、ここで収束したことによって、よく分からないなりにある程度の分かったような気になるようになっていることも光る。
正直に言えば、帽子の野郎とマッド博士、キアラにやられた紅世の王とかの関係なんてさっぱりなんだけど(というか劇中全く語られてないんだけど)、なんか宿敵らしいよ?という雰囲気だけ示しておいて、因縁の決着までをよいしょよいしょと一気に積み上げ細かいところを気にさせないのだ。
マッド博士の最後も、このままでは爆弾ロボの爆発に巻き込まれ帽子の人ピーンチ!と思いきや、ロボの足下に魔法陣が光ってぴょーんとロボがマッド博士の方まで飛んでいくのだって、帽子の野郎がそこまでに何かしらした形跡など一切ないので、かなり都合が良いと言いますか、冷静になってみると全く理由がないのだけど、ピンチを一転チャンスに変えて、飄々としているマッド博士に最後の一撃を喰らわすという「してやったり感」で、そんな疑問をもたせない。そういう細かいところを気にさせずに一気に進んでいくテンポが見事であった。
もうあと残すところは、なんか変な瓶みたいになってしまっているエンゲージリンクとシャナ・悠二の世界創造がどうなってどう決着を付けるのかくらいであり、残り話数が後2話なんだから尺的にもちょうどいい感じで終わる。そういう観点から言ってもこの最終決戦は見事な設計であるのではないだろうか。
しかし、この時点で「どうなったら終わるのか」は見えてこないよねー。それだけにこの物語の最後は上手く締めたなーと思ったもんです。
そんな今回のお話は…
真宰社の基部で起こった爆発は、その遥か上空から目撃したシャナと悠二に一時戦いを忘れさせるものだった。
何故なら、その爆発の中心には、ヨーハンとフィレス、『エンゲージ・リンク』の二人に連れ出された吉田一美がいるはずなのだ。
心配を隠せないシャナは『エンゲージ・リンク』と深い絆を持つヴィルヘルミナに救援を指示する。
一方、その爆発を見ていたシュドナイはあることに気付く、「何故『エンゲージ・リンク』が応戦しない」。
バル・マスケも、シャナたちフレイムヘイズも知らない何かが、そこで動こうとしていた。
以上公式のあらすじ。
お話は本筋の世界創造については最後の方でちょろっとあるくらいで、ほとんどは吉田一美一行と帽子の野郎&キアラの因縁に決着をつけることに割いている。
その流れで帽子の野郎の宿敵マッド博士がお亡くなりになるのだけど、その行程が吉田一美一行の行動にリンクしており、最終決戦での入り乱れた戦いの中での各々の戦いが、色々なところで交差し、この決戦を個別の戦いでなく、大きな一つの流れの中で行われていることを感じさせて上手く作ってある。
今回はそういう個々の因縁にある程度決着をつけ、一番の本筋にそろそろ向わせようとする流れのようで、これまで色々とあった某をここいらでそぎ落としていって、次回の一番の注目所に流れを持っていくように仕向けてある。
まぁ要するに、広がっていたものを、ここいらで最終目標に収束しようとしているわけだけど、残りも後2回というところで注目所に目がいかないのもおかしな話なので、順当と言えば順当ではあるものの、そういうことを感じさせないような展開にはなっているのだから、正直良く出来ていると言っていいだろう。
これまでザッピング的に個々の戦いを見せておいて、ここでそれらは端々でちゃんと繋がっていたのだと、一気にきゅっと収束させ、今回のラストで判明するマージョリーさんが序盤で何をしていたかを明かすことで、全てが作戦の内なのであるというところへ持っていき、目線をシャナと悠二、そして新世界の創造へとスムーズに向けさせているのだから見事。
戦域が大きくフレイムヘイズたちがほぼ別個で動いていた序盤から中盤で、今ひとつ何が起こっているか分からなかったが、ここで収束したことによって、よく分からないなりにある程度の分かったような気になるようになっていることも光る。
正直に言えば、帽子の野郎とマッド博士、キアラにやられた紅世の王とかの関係なんてさっぱりなんだけど(というか劇中全く語られてないんだけど)、なんか宿敵らしいよ?という雰囲気だけ示しておいて、因縁の決着までをよいしょよいしょと一気に積み上げ細かいところを気にさせないのだ。
マッド博士の最後も、このままでは爆弾ロボの爆発に巻き込まれ帽子の人ピーンチ!と思いきや、ロボの足下に魔法陣が光ってぴょーんとロボがマッド博士の方まで飛んでいくのだって、帽子の野郎がそこまでに何かしらした形跡など一切ないので、かなり都合が良いと言いますか、冷静になってみると全く理由がないのだけど、ピンチを一転チャンスに変えて、飄々としているマッド博士に最後の一撃を喰らわすという「してやったり感」で、そんな疑問をもたせない。そういう細かいところを気にさせずに一気に進んでいくテンポが見事であった。
もうあと残すところは、なんか変な瓶みたいになってしまっているエンゲージリンクとシャナ・悠二の世界創造がどうなってどう決着を付けるのかくらいであり、残り話数が後2話なんだから尺的にもちょうどいい感じで終わる。そういう観点から言ってもこの最終決戦は見事な設計であるのではないだろうか。
しかし、この時点で「どうなったら終わるのか」は見えてこないよねー。それだけにこの物語の最後は上手く締めたなーと思ったもんです。
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