(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

夏色キセキ 第11話「当たって砕けろ! 東京シンデレラツアー」

2012年07月07日 | 視聴済アニメごった煮
どこがポイントなんだかよく分からんな。

 そんな今回のお話は…
 アイドルのオーディションを受けに東京へ向う夏海たち。早めに現地へ着くも、会場入りせず近くの広場で練習に励む。
 のど自慢大会の時とは打って変わってやる気満々の優香は本番直前にも関わらずターンの変更を提案する。
 今さら変えるのはどうかという3人だったが、優香の熱意やパフォーマンスの向上もあって同意することに……。
 そしていよいよ会場へ。そこにはたくさんのアイドル志望者が集まっていて…!
 以上公式のあらすじ。

 これホントに後1回で終わるのかしら?と思うくらいクライマックス感はない。
 お話としては、オーディションを受けに行って、失敗なんかもしつつもオーディションを終え、夏休み終わりたくねーとか思いながら宿に着いたら夏海が熱出して起きたら、またオーディション当日の朝だった。って話。うん、かなり正確。
 流れからいって、オーディション云々が一番盛り上がる所なんだろうと当然思うし、オーディションが終わるまでに結構な尺を使ってそれに望む彼女らを見せているわけだが、夏海が熱を出し、寝て起きたら時間が巻き戻ってその日の朝に戻ってしまう。なんかもうこれで、オーディションはどーでもいーのかな?という気になってしまうよなぁ。戻ってしまったことがメインなのか、オーディションを受けることが主なのかぼんやりとしてしまってなんかモニョモニョする。
 時間が戻るまでは、もはやこのアニメらしい突然の中学生日記みたいなことしだしたりして、ダンスの途中でこけてしまう優香とか、それ以前に会場付いた途端に超びびりになる優香とか、それをなだめたりすかしたり慰めたりする展開はなかなかおもしろかったものの、どうも妙に取って付けたような青臭いことを言い出す辺りは、やっぱり乗り切れない。中学生がこんなこと言うかなーとか思ってしまう。どうも「そういうシーンなので、そんな台詞を言っている」感があってちょっと白々しいのだ。まぁいつもの感じではあるのだが(笑)。

 そしてオーディションも終わり観光する段になって、しんみりしちゃった4人が、8/30には紗季が引っ越ししてしまうこともあって、「夏休みが終わらなければいいのに」とそれぞれ思う。もうこの時点で、「あぁ、御石様の所為で夏休みが終わらないんだなぁ」と予想がついてしまうよなー。
 とするとだ。終わらない夏休みを終わらせなければ物語が終わらないので、4人がどこかで踏ん切りを付けて「終わりにしよう!」と涙ながらに決意することがクライマックスなのかなー等とぼんやりと思うわけです。とするならば、オーディション受けることってあんまり関係無くなっちゃうよなー。どーすんだこれ。

 まぁ12話がどーなっているかは分からないのだけど(実は愛知では11・12話を連続放送したのだけどまだ見てない)、どうせ時間が巻き戻るなら、優香がオーディションでこけるのは、もう時間の巻き戻りもこれがラストだよって時にこけた方がドラマとしておもしろかったような気がしないでもないな。それならズルいくない!になるし、奇跡を自分達の都合良く使った感じもないし、なにより紗季の引っ越しのように「人生ままならず」と言えるし。とか思うのだがどうか。
 しかし次回予告では、なんか4人が遊びまくっている絵しか出てこないので、やっぱりオーディションはどーでもいーような気がしないでもないなぁ。おそらくは、紗季とお別れしたくないよぅという所からのループから、終わらせて次に進みましょう見たいなことがメインになりそうだし。
 だとすると、ホントにオーディション受けることになった意味ってなんだったんだろうなぁ。……なんか終わった後みたいな事言っていますが(笑)。

 個人的には、優香がオーディション会場に入ってからの、ビビリや後悔をすることが、これまで努力とは無縁な彼女を見てきただけあって、ようやくそこへ辿り着いたかと娘を見るような気になりましたよ。まぁ娘なんていないんですけど。
 しかしそういう優香を見せたのであらば、今回でなにか彼女の中で気持ちが変わった様子が窺いしれるような所を見たかった。その後特にそういうことを経た優香がないので、その時はそう思いました、くらいのことのように感じられてしまっていかんな。次回はその辺で展開あるのかもしれませんが。
 ああ、優香と言えば、彼女が紗季の引っ越しをそれほど悲しく思っておらず、なにか彼女なりの秘策を考えているのではないかと以前この感想に書いたのですが、どうもオーディション受けて受かっちゃえば一緒にいられる、と思っていたようです。
 ようです、っていうのは、特にそう語られたわけではなく、こけてしまって落ち込んでいた優香が、これがラストチャンスだったみたいな事を言ったので、まぁそーゆーことなのかなーと私が思っただけです。それがちゃんとそういうことだったのだと断定できるようなことしないんですよねー。その後の観光の最後で、先に述べたようなことを思っているのであらば、紗季に夏休みの宿題やらなくていーなーなどとは言わないだろう。今ひとつ優香は本心が見えてこないんだよなー。なんかシーン毎で思っていることが違うような気がしてくるのだ。
 表層的な、無鉄砲でトラブルメーカーっていうのはいいのだけど、そういう中でこういう人物だっていうキャラが見えてこなかったのは残念だ。夏海と凛子も特におもしろい特徴がないしなー。紗季は引っ越してしまうこともあって、複雑な心境なんかが垣間見えたり、歳の割に大人っぽくあるけど歳相応な部分もあったりで、キャラクターとしては一番おもしろかったな。
 もっと、4人それぞれの「コイツのここがいいだろ?」っていう部分をドーンと見せてくれたら良かったのになぁ。

 なんにせよ次回で終わりです。上手く終わってくれるといーんだけど。


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