(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

CANAAN 03 阿断事

2009年08月03日 | 視聴済アニメごった煮
見事な緩急なのだが……。

そんな今回のお話は…
ギラギラした繁華街の一角。
ネコミミとシッポ、そしてきわどい衣装を身に着けた女性が、怪しげなバーに入っていくのを見届けた御法川。
中からは叫び声が聞こえていた。「特ダネの臭いがする」という理由で大沢マリアと共に店内に入ると……。
以上公式のあらすじ。

お話は前半は穏やかなに見せておいて後半は罠にはまったカナンと大沢マリアが……という展開。
流れとして、その緩急がとても上手く出来ているという印象。
最初に大沢マリアのモノローグで「カナンは普通の女の子」ということを言っておきながら、
最後は躊躇なくて気を殺す彼女を見せる。
カナンはただ友達を失いたくないだけで、その友達である大沢マリアに危害を加えようとする敵は排除しただけ。
彼女にとって敵はただ敵であるだけなので躊躇はない。
だが、大沢マリアにとって、自分に敵意の無い敵、等しく同じ命と極々一般的な思考としては、
それは理解できないという所の範疇すら越えてしまっている。
敵を屠り、爆弾も偽物と分かって一安心、といった表情のカナンと、躊躇なく人を殺す彼女を理解できない大沢マリアの対比が良い。
カナンという主人公が大沢マリアの言うような「普通の女の子」ではないんだ、という事を見事に印象づけた。
また、今回の最初でサンタナが言った「心には気軽に触れてないけない」という今回のテーマが上手くハマっていて、
共感覚で人の殺意すら判別できるカナンは、大沢マリアの拒絶を知ってしまうし、
大沢マリアもカナンが普通の女の子だと知った気でいた。ふたりは結局の所、まだそんなに深い関係ではない、という事なのだろう。

それと見せ方としてとても興味深い所があって、それは前回、前々回と驚異の特殊能力を見せつけたカナンが、
今回もそういう所を見せるのだけど、決してそれは万能ではない所を見せていたことだ。
モンスター級のカナンではあるが「無敵」の超人ではない、と、言う事を見せておくのは大事だろう。
「無敵」ならば戦闘に特に意味がなくなっちゃうからなぁ。どーせ勝つんだろ?と思ってしまうし。
スーパーヒーローやスーパーヒロイン物ならばそれでいーんですけどね。
あと、カナンは上半身の露出が多い所為なのか、体が少し筋肉質に描かれているよね。
引き締まった肉体がとてもいい感じだよなー。

いい所ばっかり書いてもおもしろくないので、ちょっと気になった所としましては、
今回の敵のあのがきんちょが、一体何がしたかったのかがよく分からない。
前回やられたじいさん、というか兄貴の敵討ちってわけでもないし、結局死にたかったってことなんだろうか。
そこがどうしても自分の中で上手くハマらなくて、他が良かっただけに気になってしまったですよ。

あ、アルファルドとウィルスの事は、放っといてもそのうち分かる事なので今の所はスルーです。

今週のユンユンのバイト
がんばれ貧乏アルバイター!
ということで、もしかして毎回違うバイトで出てくるのかなーと思い、一応書き留めておこうかと。
今回のバイトはオープンカフェテラス。なのかな?
ちなみに第1話は祭の射的の出店。第2話は飲茶店のウエイトレスでした。
公式のキャラ紹介にも乗っている彼女は、なんか物語的な役所があるのかなぁ。気になる。


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