(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

スマイルプリキュア! 第22話 いちばん大切なものって、なぁに?

2012年07月10日 | 視聴済アニメごった煮
なるほど、そっちへ持っていくか。

 そんな今回のお話は…
 キャンディがジョーカーに連れ去られてしまった!せっかく手に入れたキュアデコルも、全部奪われてしまったわ…。
 ジョーカーはバッドエンド王国にいるはず。でも、どうしたらバッドエンド王国へ行けるの…?
 「まずはメルヘンランドへ行くでござる」と言うポップに連れられ、みゆきたちはメルヘンランドへ!
 メルヘンランドへ着いたとたん、またまたジョーカーが現れた!すばやくプリキュアに変身するみゆきたち5人。
 プリキュアの5人は、無事にキャンディを助け出し、キュアデコルを取り戻すことができるの…!?
 以上公式のあらすじ。

 お話の流れとしては、Aパートでジョーカーと対決し残していた最後のデコルを奪われ自身からバッドエナジーを吸収され完敗してしまい、Bパートでジョーカーにも敵わなかった自分達がこれからどうするかを思い悩み決意に至るまでを長い尺で描いている。ラスボスである悪の皇帝ピエーロ様の復活と、次週なるであろうパワーアップコス「プリキュアプリンセスフォーム」への布石としていいクライマックス感を演出しております。
 お話としましては、前半でジョーカーに完敗し、攫われたキャンディを助けに行こうも、ジョーカーにさえ敵わない自分達なのに復活するであろう悪の皇帝ピエーロ様と対峙して勝てるのか?それ以前に負けてしまったらどうなるのか?という所で思い悩む5人の様子を描いているわけだが、この枠のアニメとして「負けてしまったら、元の世界に戻れなくなるかもしれない」、ひいては、キャンディをとるのか自分達の生活をとるのかの取捨択一を迫られることとなる。
 だがこれは、先にも述べましたが「負けたら元の世界に戻れない」というのはこの枠のアニメだからこういう言い方をしているのであって、要するに「負けたら死ぬかもしれない」ということである。
 これまではプリキュアになっちゃえば割とどうとでもなったし、なにより私も忘れていたんだけど、みゆきたちの住む世界ではないメルヘンランドをなんとかしようという、ある意味他人事であったため軽くとらえていた5人であったが、ここへ来てプリキュア活動は生命の危険を伴うものであると実感したみゆきたちは、大切な友達ではあるが異世界の住人であるキャンディを自身の命をかけて取り戻しに行くか、もうプリキュア活動を止めて大切な家族や学校の友人達の元へ帰るのか、5人それぞれ一番大切なものが何かを考えることになるわけである。
 正直、明確にそういうことは語ってはいないけれど、そういう方向へ持っていくとは思っていなかったので、これまでけっこう内容のないドタバタ話が多かったのも、このための布石であったかと考えると、上手くシリーズ構成してると言える。
 さて、話は当然のことながら、プリキュアの皆さんがキャンディを見捨てていくはずもなく各々決意するわけだが、結論としてはどちらかを秤に掛けるのではなく、どちらも大切である、とする。家族も友人も、もちろんキャンディも大切な存在であることは等しく同じであり、優先順位や取捨択一できるものではないのだ。
 そもそもバッドエンド王国のやつらは、世界をバッドエンドにすることが目的なのであるから、メルヘンランドとバッドエンド王国の対立が、自分達の世界に波及しないということはないのである。しかし、幸いにもみゆきたちは「何とか出来るかもしれない力」を授かっている。もはや彼女らは逃げるわけにはいかない所へ来てしまったのだ。
 劇中ポップが「巻き込んでしまってすまなかった」と謝るのだが、確かに酷い巻き込まれようである。なんの因果かプリキュアになってしまって、その身を賭して戦わなければならないのだから。
 だがみゆきたちはそんな境遇に悲嘆に暮れない。大切な何かを守る力であるプリキュアになれたことに意味を見出し、その力で出来ること、すべきことを新たにし、キャンディ救出に赴くことを決意する。思えばなんの変哲もない女子中学生が大変な覚悟をしたものだ。こういってはなんだが、けっこうちゃらんぽらんだった(笑)彼女たちが、今こうして自らの命を賭してやるべき事を成そうとしているのだから随分な成長である。
 この歳になってみると、みゆきたちくらいの子らは、何にだってなれるし何だって出来る、輝かしい未来と可能性の満ちあふれている様に見える。もう軌道修正すら困難なこの歳の私としては羨ましい限りだし、希望に燃え困難に立ち向かい輝く彼女らを見ていて気持ちいい。次回にどう大逆転して新コスチューム「プリンセスフォーム」になってくれるかが楽しみだ。

 さて、個人的な所としましては、みゆきなんだけど、明らかにジョーカーを怖がってましたよね。凄まれたり近くに寄られて「ひっ!」となってましたし。そういう所から、プリキュアとしての覚悟の足りなさを表れています。
 またプリキュアたちからバッドエナジーを吸収されるシーン。ジョーカーに惨敗し、なんや色々言われ、これまでなんとかなってきた自信が崩れ、伝説の戦士である自分自身からバッドエナジーが出てしまう驚きと共に、敵のいいようになってしまう自分に絶望してしまう。
 上記に2点からいっても、まだまだ彼女らはプリキュアとして未熟であることを示していて良いですな。ちょいと突つかれて反論出来ず立ち上がれない。このシリーズの謳い文句でもある「私たちはあきらめない!希望は捨てない!」が出てこないんだからなー。
 でもこの時点での彼女らとしては、実にこんなもん(笑)なので、そんな彼女らがステップアップするするためのこのイベントなのだから、やっぱりシリーズ構成は上手く作ってあると言える。
 ターニングポイントとなるであろうこの21~23話以降、みゆきたちとお話がどう変わっていくかが見物であるし楽しみですな。

今週のまたみてねとぴかりんじゃんけん
 今回のまたみてねは「プリンセスフォームのキュアビューティー」でした。お顔が見えない……(笑)。
 さてお待ちかねのぴかりんじゃんけんですが、ピースがまさかの「パー」連荘だったので負けました。はっぷっぷ~。戦績は18戦9勝6分3敗。
 ここは大事な話だしチョキがくると思ったが、いやまさかの連荘とはなー。しかし次回こそ大事なのでチョキなのではないかと思うのだが、今回で出目がグー/6回、チョキ/7回、パー/7回になったので、平均としてはグーの可能性もある。
 う~ん、悩みどころではあるが、やはりここ一番でピースが「チョキ」出さないのは気持ち悪いし、何より連敗は許されないのでこちらは「グー」を出しておくのが得策だろう。まさかまさかのパー三連荘はないだろうしな。
 次回は大一番の盛り上がりどころだし、じゃんけんも勝ってウルトラハッピー!にしてやんぜ!


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