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ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

映画『Life In A Day』を観て

2011-12-04 22:20:49 | 映画/アニメ





こう毎日バイトがあるとバイトが中心になってしまうよなぁ。



今日夕方からのバイトまでの暇な時間で新しくなったYoutubeを見ていた。

新しくなったYoutubeには映画を借りて(お金払う必要あるよ)Youtube上ですぐに観れるというのができたみたいで、


それでどんな映画があるのか見ていたんだけど、にしても1本400円ほどするから

こんなん借りていられんわい、と思っていたところ、、、。



1本だけ無料で観れる映画があった。






『Life In A Day』  という映画なんだけど。


この映画は一般の人がYoutubeに投稿した映像を使ったドキュメンタリー映画。

2010年7月24日のこの日の映像を誰でもいいからYoutubeにあげたらそれが映画になりますよ~って

前もって宣伝があって、全部で世界の192カ国から4500時間にのぼる映像があげられたそうだ。


あぁそういえばそんな宣伝してたよなぁって去年のことを思い出した。


その7月24日に起きたそれぞれの生活の映像を編集してつくりあげたものがその映画である。






私はバイト前のちょっとした時間に軽い興味で見始めたら思った以上の刺激をもらった。


観る前は世界各国の笑顔あふれる映像盛りだくさんなイメージを勝手に抱いていたんだけども、、。




映画は、24日が始まりだした夜中の0時から24日が終わる夜中の24時までと時間軸が中心で、

意外にも同じ人が映る映像を何回か時間に分けてところどころ出てきたりもする。


それとか質問を最初から指定していたようでその質問に答えたりする映像もある。



質問「あなたのポケットの中には何が入っていますか。」

  「あなたが一番愛しているのは何ですか。」

  「あなたが今一番恐れていることは何ですか。」  






まぁ映画のタイトル通り、生活がメインなわけだから、、、。


朝日が昇って朝を迎えると、色んな国の人がそれぞれの目覚ましで起きだす。

う~んと唸ってはなかなか起きなかったり、

大きなあくびをしたり、そして布団から出てトイレをして、ご飯を食べて、

歯を磨いて、、ぜ~んぶが映像になっている。


もちろん色んな人の生活、日常だよね。


そんなものを垣間みると、それぞれ文化は違えど、お~やっぱ同じもんがあるよなぁって感じて。




そこからそれぞれの1日が始まる。

なんかどっか深い森の中へ家族みんなで入って行っては何か食料?を探すような人たちもいれば、

大学を卒業迎えて車でいまから実家に帰るんだという青年は、
 
実家に着いて恒例の父とのドライブとおしゃべりの風景を一部始終みせてくれるし、

靴磨きの少年や、

歌を歌いながら何かの実?を叩いている女性たちの風景、

190カ国も自転車で旅し続けている男性、、

泣いている人、人、人、、、。


それぞれ自分で色々ナレーションというか説明していて情報がそこから入ってこないからわかりづらい映像も多々ある。



質問には、家族を愛している人、神様を愛している人、

大切な人が死んでしまうことを恐れている人、魔女を怖がる少女、死をこわいと言う男性、

毎日家を出るとき今日もまた家に帰ることができるのか不安に思うアフガニスタン人、

自分を怖がる人、犯罪をこわいと言う人、


ポケットの中には、お金、車や家の鍵を入れている人、

あと拳銃を入れている人、ナイフを入れている人、注射器を入れている人、、。






ほんとたくさんの人がいてたくさんの人がその日を生きている。



最後の最後、24日が終わる4分前ほどからの映像、


雨と雷の音がすごい中、暗い車の中である二十歳前ほどの女性がこんなことを言っていた。




『私は今日何かすごいこと、何かすばらしいこと、今日に感謝できるような何かが

起きるんじゃないかって期待していました。

そしてそういうすばらしいことって誰にでも毎日だって起こる可能性があるんだよって

世界に示したかったんです。


でも実際はいつも起こるとは限りません。

残念ながら私は今日一日中特に何も起こりませんでした。


私はここにいるってみんなに知ってほしかった。

私の存在を途中で終わらせるのがこわい。

私は別に私がすごい人間だって言いたいわけじゃないんです。

だって私は全然すごい人じゃないから。

至ってごく普通の女の子だし、普通の生活です。

興味をもたれるような魅力もない。

だけど、そうなりたい。


今日、私は何もすごいことが起こらなかったけど、

今夜何かすごいことが起こったような気がしています。』




そう彼女が言って映画は終わるのだけど、、、




うん。

ほんとそうだよなって、彼女のことばに頷いた。


毎日何かすごいこと、感動できたり感謝したり、嬉しいことがあったりしたら

とてもいいかもしれない。

充実した毎日の生活を送れるのかもしれない。



けど、世界の中にはそんな生活を送っている人がいるのかもしれないけど、

決してハッピーだけが存在するわけじゃない。

苦しいことや悲しいこと、残酷なこと、、結構現実はシュールだったり、シリアスだったりする。



この映画は全然ハッピーでも何でもない、ほんとただの日常なんだけど、

その日常はとっても幸せなときもあれば、


時にはとってもえぐいものだったりする。










最近よく空をみるよ。













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