ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

ざわざわざわざわざわ、、、、

2014-10-28 20:45:22 | 日記




稲刈りも終わり、なんかぽっかりしていた昨日、

今日は玉ねぎの定植という仕事をするんだとか。


まんず、耕耘機で玉ねぎ畑を耕し、そこに鍬で畝を立て、

畝の表面ををレーキでならし、畝の真ん中あたりに溝を作り、

そこに肥料(自家製ブレンド、米ぬか、籾の薫炭、草の酵素を混ぜ発酵させたもの)を加える。

その肥料に土をかぶせ埋め、またレーキで土の表面をならす。

苗を土から堀りおこし1本1本に分ける。

畝に2本の線を堀り、そこに玉ねぎの苗をおいていく。

それにまた土をかぶせ苗の根元を足で踏みならしそれをまた平らにならす。



全部で何畝かね。

6、7?くらいかな。苗900だって。。どうよ。

農家じゃないんだから。

んま、けどすばらしいね。

来年の収穫時がたのしみあるね。



鍬(かねへんに秋でくわなの!?今にぴったり)を使ったり、

レーキを使ったり。レーキはこれ。






あ、これはどっかからとってきたやつで

よろみのはもっと渋くて使い込まれててかっちょいいっすよ。



玉ねぎ定植とは言ってもいろいろ順序や準備があるもので、

玉ねぎの好みの、肥料好きとか、あんまり土深くはだめ、とかを考えてあって、

そのひとつひとつの作業がいちいち新鮮でたのしいもんです。




とは言っても今日はさむかった~~~。


ぶるぶるぶるぶるるるるる

そんなところに風も強くってびょおーーーーざわわわわわと木や草が全体を揺らし、

葉がこすれて風を鳴らしていて、いやーなんというのか、、

静かにざくざく鍬で作業しながら耳に届く音たちは、そんなもの。

その音を聞くと自分もはるか遠い古のひとびとと同じことをして同じ音を聞いているように感じて、

勝手に古モードに入っていった。

加えて作業ひとつひとつ終える度思うけど、きれいなんだよね。

そういうものに美しさを感じるのは多分そうなんだと思う。

誰しもそうなるのだと思うのだ。












山本さん夫婦のこと。

2014-10-22 11:56:05 | 日記




今年の3月、わたしは九州に出ていたものだから、彼らとはちょうどすれ違いになるということを聞いていた。

彼ら、山本さん夫婦、ということばをよく耳にするようになったのは自分が大学生の頃だった。

滋賀県の山奥のとてもいい茅葺きのおうちに暮らしているのよーと、

その家にお邪魔したこともある母からよく話を聞いていた。



お会いしてみたいわね、とか思っているうちの5月にまたいらっしゃって、

そのときわたしははじめて?に近く、お会いすることができた。


その5月から今の10月まで、まだ半年?か!

半年か!と驚いてしまうほど、わたしは彼らに対してこんなにも想いがあふれてくる。

この半年の間、何回こちらにいらっしゃっただろうか。

多分4回?ほど。

わたしがこの間京都に訪れた際にもお会いしてお世話になっているから全部で会うのは5回ほどなんだけど。

うちに泊まりにくるわけだから、4回と言っても少なくとも3泊4日?とか。

先週もいらっしゃってて、先週は10日間ほどいたのかな。

なんかお客さんとは言っても、いわゆるお客さんとはもう違ってしまって、

お互いとても気持ちよく、いっしょにごはんを作って(わたしは作ってないか、、)

おいしく笑いながらごはん食べて、食器を洗って、これはいつもわたしとひとみさん(奥さん)との先取り合戦をくりひろげ、

そのたびににへらにへらと笑わせてもらっていた。

お茶も終いには彼らが作ってくれたりして、もうもう我が家の一員としてお互いがなじんでいる。





こんなにもお互いがなじんでいるのは不思議なほどで。

ちょっと分析をすれば(なにが分析じゃ笑)、

お互いが助かっているというのをお互い実感していることじゃーないだろうか。

というのも、あちらもあちらでこちらでゆっくりと療養できることに感謝って感じだろし、

こちらも山本さん夫婦がいらっしゃることで場がにぎやか!あかるい!感謝!になるのであって、

みんなでその空間をうれしく思えている感じがある。

そんなん、なかなかないでやんすね~。










そんな彼らは旦那さんが山奥の郵便局をしていて、奥さんもお手紙すきだしで、

毎回帰ったあとすぐにお手紙や荷物が届く。

そのお手紙がまた、、毎回思うけど、にんまとさせるあったかいもので、

なんなんだろね、彼らの雰囲気がそうだけど、こちらを安心させるもんがある。




こちらただいま稲刈り中で、雨で何回も中断しているけど、

帰る時しめ縄を作りたいというものでこちらのわらを持って帰った。

写真に映ってる藁箒と鍋敷きは多分それで帰って早速作ったものなのだと思う。

す、、すごい。。


あとこれね!







しろくま!

「わたししろくま好きなの!将来しろくまをうちで飼うの!!」

とか誰にでも言っているうちにこんなうれしいものが!あはは




そんなこんなで今回も私たち的にもたのしく、有り難かったな~。

犬の五郎くんの親でもある彼らは五郎くんといっしょに帰って行ったのだけど、、

なんだかぽっかり、、さみしい感じ。

にしても、ここ半年の中で一番笑ったかも、てくらい涙出るくらい笑いまくってた。

またじっくりと分析(じゃないけど笑)して彼らの紹介文を書きたいなーと思うです。

まだまだ言い足りない感があるのでごわすよ。









彼岸花とゴロウくん。

2014-10-01 15:27:42 | 動物に花や草木やらやら



ここ最近縁あって、ゴロウという名の犬くんをこちらで預かっている。

預かるのも今回は2回目で、もうもうゴロウくんも周りも慣れたもんである。

この2回目もどれくらい経っただろうか、、

1ヶ月?くらいも経つのだろうか。



このゴロウくん、我が迷犬ハナとは全く性格が違う。

まるで犬なのだ。

犬の中の犬っていうぐらいの忠犬っぷりを示す。

ハナはあの忠犬ハチ公とかいうのと同じ秋田犬であるにも関わらず、

いや、そんなことは関係ないのだけど、

忠犬かと言えばうーんん、、と首をひねる。

前書いたように別にえらい反発的であるとかそういうわけでは決してないのだが、

とにかく根がぼんやり屋というか、のんびり我が道をゆくという感じで。



こちらが懸命にかまおうが何しようが、あんた何してん?てくらいの流し目で見られる程度。

わたしなんか特にということもあるが。

かまってかまって!とわたしがどんだけハナの顔に自分の顔をくっつけて

あったかい息をおでこにむわわ~~んと吹きかけたり(確かにいやだよね)、

「むふふむききぱなちゃあん?」

なんてやろうがなにしようが、知らんぷり。

たまに本気で「うぜ~~」とおこられたりもする。

んま、おこられてしまうほどうるさいことをしているという自覚もあります。







そんなわけで反対にゴロウくんというのは誰に対しても愛想がよく、

そして忠実でちょっとうっるさいほどくっついてくるし、なれなれしくもある。

(まるでハナに対するわたしを見ているようで同情さえする)

そんな彼とは走って遊ぶのがたのしい。

だって遊んでくれるしとってもたのしんでくれている!





しかし驚かされるのは、彼はどこにいようと

ぴーという口笛や「ゴロウ!」と呼ぶその一声で一目散にこちらに向かって走ってくる。

今となっては慣れもしたが、その一目散ぷりが半端ではないもんだからはじめはだーいぶびびった。

まっすぐにこちらに突進してくる勢いでくるのである。

近づいても減速なし、手加減なし。

終いには足にぶつかってくるくらいなのであるから相当ぶりはわかってもらえるだろうか。







なんにしても結局かわいらしいのであるが、犬が違うとこうも自分も接する態度が違うかと。

ハナには下から、ゴロウには上からの主人気取り。

「ゴロウ、来いっ」

なんて強気で我に続けっと意気込んで隣を歩いてもらえる。



と、彼岸花である。






はじめてじっくりと見た。

葉っぱもない。

ぐんと素直にまっすぐ伸びた茎。

花はよっつがひとつっぽくなるやつな感じみたい。

鮮やかさもありつつ、遠目から見るとなにか愛らしい。

いろんなたのしみがあります。