いや、観てはいないのだけど、、ひひ。
映画『カンタ!ティモール』予告編
ねえみんな
ねえ大人たち
僕らのあやまちを大地は見ているよ
小さな者たちを言葉が惑わす
大きな者を追って踏み外しちゃいけない
足は大地についている
映画の中の、アレックスの歌より
この間、2月の冬の勉強会で、佐野明弘さんがいらっしゃった。
そのときに取り上げた真宗大谷派東本願寺の同朋新聞というものから上の映画を抜粋紹介させてもらった。
佐野さんとは多分私が高校生以来から数えると去年から今年が2回目であった。
小学生から高校生までとは違って最近会った方が濃い。
それは誰にも関わらず、誰に対してもそうなる。
去年はなかなか会話をする気持ちがわたしの中でなかったのだろう。
あまり話といった話をした記憶がない。
去年のあのころはそこまで人と話す元気というかやる気とか、そういうものがなかったのだ。
話したいとか聞きたいとかそういうこともなかったのかもしれない。
しかし今年は込み入った話じゃなくても直に会話をできたなーという想いは強く残っている。
わたしの気持ちの上では少し近づけたな、と。
それは私の中で話をしたい話を聞きたいと初めてに近く思えたってことなんじゃないかな。
と、思っている。
歎異抄のお話も自分の中でことばがじんわと入ってきた。
それは意味を理解したとかふむふむと頷けるというわけではなくて、
ただことばが耳から自分の中に入り込んできたのだ。
その勉強会のあと友人の結婚式で長いこと電車に乗る機会があった。
それで持ってきていた本を手に取って読み始めたところ、
初めてその人の声としてその人のことばとしてその文が自分の中に入った感覚があった。
それは勝手な思い込みかもしれないけれど。
本を読むということってもしかしてみんなこんな感じなのか、って、
初めて生のことばみたく読めたのだから変な感じだった。
それまでなぜあんなにも読みにくかったのか、その人のことばとして入ってこない、
ただの活字と言ったらおおげさだけれど、なにかなまなましさを感じれなかったんだろう。
春までに本を読もうと思う。
一応リストもある。
読むだけでも私の場合すぐへこたれるものだから、ちょっと気合い入れて、
しっかり自分で一冊一冊を読み、何かノートに感想を書き残していこうと思う。
そういうことでもしていないと、このままじゃどうなるもこうなるも
どうもならん、いかんよな~ということだけは、そうですという感じなのでした。