先日、「風立ちぬ」がDVDレンタルが開始されたということで借りに行って来た。
ついでに、他の映画も借りて来たんだけど、、
「プレシャス」という映画。
あらすじも何も読まずにひょいっと借りて来て見始めた最初の数分間で後悔してた。
今こんな気分ちゃうし、これを観るのはちょーっとなーきついかもーんと内心思っていた。
けど、見終えて思うのはああいうのをなかなか観ようと思うときなんてそうそうないし、
何も知らずに借りて観てしまってある意味幸運だと思った。
というのも、ううううううん~~~。
なんちゅーか、うーん、いやーうん。
どう言ったらいいかわかんないけど、本当にこういう問題と一言で済まされない奥深い問題と言ってしまうけど、あるんだなって。
なんか知っているような気がしていたけどこうして映像で観るのとは全然違う。
胸にずーーーーんとくる。
私が暮らしているこの世界は大抵きれいな言葉に包まれ、あたたかくおいしいごはんに恵まれ、
周りにはきれいなあったかいことばを持つ人が多く、ぬくぬくと暮らしている。
そのことをこういう映画を観ると、なんて自分は本当にぬくぬくの中におるんやと思う。
だからと言って、映画の主人公の少女、プレシャスの暮らしを思って自分がどうこうしたりできることがあるっていうわけでもない。
私もただいまこの暮らしている現場で私なりに懸命にすてきに生きていかねばならぬよのと思った。
毎日の暮らしが当たり前のことのように思いすぎて、ありがたみも尊いことも思うことはほとんどないに等しい。
んが、それをああいうものを観ることで毎度思ったり感じたりしていくしかなかったりもすんのかもしんない。
だから幸運であったんだ。
深く知ったり考えたり思ったりしてそれを他人とまた分かち合ったりして、暮らしていくんだ。
やー映画パワー恐るべし。