ことばにならない風の声

今日もどこからか風はやってきてやがてまたどこかへいくだろう。
何に向かっているのか己でさえもわからずに、、。

わたしとあなた。

2012-03-20 01:39:42 | 日記





高校のときの友達の話をする。
その子とは同じブラスバンドの部活動に所属したことで出会いまして、
最初はお互いこわいイメージを抱いていたふたりですが、
トランペットという楽器を吹く1年生が私と彼女しかいないということも手伝って、
一緒にふたりで練習をしていく中徐々に仲良くなっていったわけです。


彼女はいまは東京で大学生をやっているので離ればなれで
最近の会えるときと言えば1年に1回かそこら程度のたった数時間だったりするわけですね。
だし、お互い電話やメールなどの連絡をほとんど取らないので
いまの日常の中では全然関わり合いがないわけです。


そんな彼女とはなぜかお互いこころが通じていると思っている仲であるのですね。
なんでとか理由を考える必要もないけど、不思議な関係であります。
なんか何も言わなくてもお互いこの人だけは自分を想ってくれているだろうと信じて疑わないというのかな。
一緒に暮らしたいなと思えるような人ってなかなかいないけど、この人とならそれもいいなぁと思えているのです。


それで、たっまーにどっちかがメールをしたりすることがあるのだけど、
彼女とのメールのやりとりはメールでは済ませられないというか、
そんなんでは物足りなくて、直接会ってもっとじっくりしゃべりたくなるからメールではもどかしいんですね。
電話はなんか照れくさいですし。
慣れたら電話もできたりするんだろうけど。


そんなたまーのやりとりでとてもあたたかい気持ちになって救われたりしていて、
そんな人がひとりいるだけで私はやっていけるな、と思うのです。



最近その子も含めて、周りの後輩の子も人の気持ちを考えて気にして、それで臆病になるというか、
不安になると言ってくることが多くて私もそういう質だけど、それで色々考えてしまうわけです。



自分は面白いことを言えないし、その場に自分じゃなくて他の子がいた方がもっと盛り上がるのではないか、とか、
そういうことを考えだしたら切りがなくて、自分に自信を持てなくて、
人と深い付き合いをすることができないという感じで悩んだりするのです。


それは私も同じで自分は本当は嫌われているんじゃないかとか、色々不安になったりすることがあります。
けど、その子たちにその話をされたときに自分の思っていることをとりあえず言ってみましたが。
どうだろう。


私の場合、そういうことを考えだすともうとことん暗くなってしまって人と関わるのがこわかったり面倒だったりで、
本当にこころから好きだと思っている人、それは自分でその人も自分のこと好きだろうと思える人、
まぁ家族とか幼なじみとか数人の友達とか、そういう人とだと楽だから、その人たちだけと深く付き合えばいいんだとか
そういう引っ込み思案ばかり浮かんでくるわけだけど、

いつだったか、自分が先に相手を受け入れてそれで自分がもっと積極的に楽しもうと思って
相手としゃべったりすると全然違ったふうにその人が自分の中に入ってきたことがあって、
ほんとに自分の気持ち次第で変わることがあるんだなって思ったことがあった。


それは相手が変わったわけでもなくて自分がそう思ったらそうなんだ、それでいいんだ、ということ。
実際相手の気持ちなんてこっちがわかるものではなくて、いくら考えたところでわかりえるものじゃない。
家族だっていくら大好きであっちもこっちをとても強く想ってくれていると思えたとしても、
互いに想い合うことはできても互いのその気持ちを事細かに知ることはできない。
それはその気持ちは完璧にその人だけのものであって、私がそこには何も手出しできるものじゃない。


だから、この人本当は自分のこと嫌いなんじゃないかとかいう気持ちもそれは私の想いであって、
決して相手はその私の気持ちを知ったこっちゃなくて、私も相手の気持ちなんて知ったこっちゃない。
もう私という人間をしている時点で私と誰かの間には確実に一線引かれていて
私と相手はそれぞれ違うひとりの人間なんだってひしひしと感じる。


そういうことを少し考えたらもう自分の気持ち次第で
自分がその人を好きならそれでいいわけで、自分がそう思うなら、そうなんだと思ってやっている。




ほんとにほんとに区別された存在なんだなって思う。
どんだけ私が想っても誰も知らないしわかりえないし、
それを悲しいとかさみしいとか思うけど、そういうものかぁと思ったらちょっと自由になれる。
余裕が持てるというのか。



なんかそんなことを考えてるこのごろです。
明日は朝10時出勤。
起きれるかな。、、。お金稼いできますたい。