ガンジガラメ

近くにいてもあなたの影を触れるくらいしかできなかった頃
あなたの脱ぎ忘れた上着を抱きしめ泣いていた頃
あなたの手を静かにつなぐ距離までに幾年月が必要だったか
あの頃は子供だったからあなたが他の誰かと居ても辛くなかった
ただそばにいて笑っていれたら幸せだったけど
もう子供じゃないから切なさも嫉妬も感じるよ
あなたは変わらないから私が変わるしかないね

求めてはいけない欲しがってはいけない
最初からずっと一方通行でこの距離まで
あなたにとって大切な存在になれたけど
あなたにとって愛しい存在にはなれない

幸せだと余計に辛い時もあるよたまにね
だけど望んでこの距離にとどまっている
あなたも私もどうしようもないからこそ
終わりのない片思い

いっそあなたへの想いを汚してしまえば
楽になれるのかな…