壊れるくらい

白々と夜が明けてくる
切なくて窓の外を眺めて小さくため息
この僅な距離を越えて行けるほど強くはなくて
自分の欲深さに嫌気がさしたり

きっと君も不意に
どうしようもない衝動に駆られては諦め
仕方ないとため息つく夜があるのかな
思い上がりだとしたらごめん

時々君の気持ちを確かめたくなるんだ
こんな気持ちになるのは自分だけなんじゃないかって
同じように思うのかなって
ものさしはそれぞれ違ったとしても

誰といてもどこにいても何をしてても
君がいる いつも
５段階で言ったら３ 10段階で言ったら８
君のフル満タンを見てみたいよ

壊れるくらいでかまわないから
無理を言ってもいいから
君にどうしようもないほど必要とされたい
切ない時間を越えて君の中に棲みたい

聖

聞きたかったの

男の子が生まれたらなんて名前にしたかったのか

聞く前に話してくれてちょっとびっくり

私の下に本当は弟か妹がいたかもしれないの

でも 生まれてきてはくれなかった

勝手に妹だったのかなぁ

私みたいな男勝りな子じゃなくて

女の子ぽい女の子？だったんじゃないかって

だから

私の中に宿った命はもしかしたら

その子だったんじゃないかって勝手な妄想

名前を考える時に女の子ぽいやわらかい

優しい響きの名前にしたいなぁって思って

男の子の名前は考えたことなかったんだけど

ふと

あなたは考えていたのかなぁ 男の子の名前

って急に気になったりして

いろんな思いがこもった名前

自分に子供が出来たらって一度は考えるよね

小さい頃に思ってたのとは全然かけ離れてたけど

一人ひとり大切な存在

あなたのDNAが受け継がれているそれだけで

特別な大切な存在

あなたも？

何気ない言葉ひとつで一喜一憂している
何気ない仕草ひとつで一喜一憂している
止まらない思いが見透かされているようで
戸惑いながら触れる指先

その笑顔を全て信じるほど無邪気じゃない
嬉しい言葉も時々深読みしてしまう
楽しい時間を過ごした後ほど不安が襲う
素直に受け入れられたらどんなに楽かな

ありがとうって言われると照れちゃうけど
あなたが笑ってくれたなら幸せなんだよ
何気ない言葉ひとつで強くなっていく
何気ない仕草ひとつで満たされていく