なんじゃこりゃあ!!

自然科学全般をこよなく愛するブログです。OCNブログ人から引っ越してきています。

ファイマンパラドックス(Newtonより)

2023年11月15日 | 本と雑誌
皆さんこんにちはtatuakicadoです。
お元気でしょうか(^O^)
私の住む下呂市では非常に寒くなりました、これこそ温泉日よりの寒さです。
さて先月号のNewtonで面白い記事がありましたので私の感想を書きます。
ファイマンパラドックスというアインシュタインも考えた事があります。
まず導線に電流を流します、ということは導線の中を電流とは逆向きに電子が流れます。
そこで導線内の電子と同じ向きに運動する電子があるとしましょう、制止している観測者Aから見ればアンペールの法則により周囲に磁場を生み出します。なので導線のそばを動いている電子は磁場から導線に引き寄せられるローレンツ力を受けることになります。
では制止しているAさんではなく電子とともに動いているBさんをもうけましょう、電子と同じ早さで動いているのでハタ目では導線内の電子も外を動いている電子もBさんは電子と同じ早さで動いているので制止しているように見えます。
でも同線内の金属イオンが電子とは逆向きに動いています、そこでBさんも導線の周りにはAさんと同じ向きの磁場を観測することができます。
ローレンツ力は運動する荷電粒子にかかる力です、Bさんから見ると力がかからなくなります。
これはどちらが正しい解釈なのでしょうか?
この矛盾はアインシュタインが相対性理論を生み出す原因となったものです、ここにニュートン力学と電磁気学の矛盾があったのですね。
このことでいうと金属イオンは相対論により縮むことになります、つまり銅線内は電子より金属イオンの方が密度が高くなります。銅線全体が正の電気を帯びているように見えます、電子は静電気力で銅線の方へ引かれます。
さて長ったらしい説明になりましたが、面白いですね。相対論を考えたアインシュタインの想像力はいかに論理的で徹底していたのかがわかると思います。
私も天才になりたいですね(^^;)
さて明日は木曜日、どちらさんもよい木曜日を。
そりでは<(_ _)>

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