青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

函嶺旧車色乱舞

2019年08月30日 22時00分00秒 | 箱根登山鉄道

(きれいな三色団子@上大平台信号場)

この夏は、子供と中京圏の乗り鉄に行ったり、家族で大阪方面へ旅行したりと割とそれなりの費用(笑)を払っての遠征旅が多かったのですが、ふと自分のパソコンの撮影フォルダをひっくり返すと、ホント地元でサクッと撮れるお気に入りの被写体が少なくなったよなあ~なんて思わず愚痴が出てしまう。そんな中でも、久々に自分の琴線に触れてくれたのが箱根登山鉄道の106号。6~7月は吊り掛けのサンナナ(103+107号)の引退フィーバーに揺れた箱根路、普段は登山線なんか撮りに来ないようなマニアまでワンサカ押し寄せて難儀したもんですが、このアイスブルーに塗られた爽やかな106号を追っている人はあまりいないようです。先日まで編成の真ん中に閉じ込められていたのが、組成替えで車端先頭部になったところを狙って撮りに行っています。

湯本を出る106先頭の3連。留置側線に108号が陣取って旧型車の並びになりました。サンナナの引退に伴って、俗に旧型と言われるモハ1・モハ2のグループは104+106に単車の108・109の4両のみ。今のところは元気にそれぞれ箱根の山を上り下りしているけれども、またいつ引退のアナウンスが聞こえてくるか分からないので撮れるときに撮っておかないとねえ。

しばらくは三色団子で運用されていた104+106-109ですが、サンナナが引退した後に再び組成替えがあり、単車の108-109が2連を組みました。ユニットの104-106と併せ、現在登山線の旧型は2連の2編成が稼働するようになっています。土休日の多客時に2連はなかなか厳しいものがあるので、これからの旧型は平日と土休日は朝晩運用が中心となりそうですね。標準登山色の104にアイスブルーの106、金太郎塗分けの108に緑塗装の109ですから、正調の登山線カラーが良かったとお嘆きの諸兄には申し訳ない状況ではあるものの、このやたらとカラフルなバリエーションが登山線旧車末期の思い出になりそうです。


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