青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

晩秋紅葉裏高尾

2017年11月25日 22時49分20秒 | 中央東線

(山の中の金刀比羅宮@裏高尾町)

いよいよ来週からは12月、秋の行楽列車なんかも今週末を持ってひとまず終了という季節になって参りましたね。ここんとこ思いっ切り冬っぽい寒さになって来て会社行く時もコートなんて着てますけど、気温が下がって来ると安定して晴れるのが関東のいいところ。今週末も晴天が望めそうなので、ちょっと早起きして裏高尾まで。高速乗らないでも1時間弱で着いてしまう安近短のお手軽撮影地ですが、今日は裏高尾の一番奥になる小下沢カーブのイン側へ。撮影地は沢と南浅川の出合にある小山になりますが、この小山には小さな小さな金刀比羅宮があって、行き交う中央本線の列車を見守っています。


思った以上にあっさり到着してしまった小下沢のインカーブ。まだ6時半前ですから、この日の短い時期では夜が明けてないですね。ちなみに日の出時刻は6:25頃でしたが、付近の畑や原っぱには霜が降りて真っ白。裏高尾も相当冷え込んだようです。E233で運転される早朝の大月行きが払暁の空を東に見ながら小仏の峠を目指します。


7時前の貨物列車は、ブルサンがタキ車を引き連れて竜王へ向かう81レ。根岸を朝5時に出て、武蔵野貨物から南武線立川経由で走って来ます。これから冬本番を迎えて燃料需要も旺盛になる時期ですが、積載のタキは10両とやや少なめ。中央道のバックの山にやや日が当たって来ました。


まだ日が当たらない7時半過ぎのスーパーあずさ1号はお馴染みのE351系で。プレスリリースが出てしまいましたが、E351系は来年の3月で後継のE353系に置き換えられ、一気に廃車になってしまうそうです。スマートな卵型の車体、PCによる制御式振り子装置を備え中央東線の高速化を押し進めた功労者。車体故障が多かったり大月駅で回送列車に突っ込まれたり色々ありましたが、一足お先に常磐線から去ったスーパーひたち(E651系)同様「JREにおけるバブル時代の傑作」と言って差し支えない東線のクイーンでありました。


8時過ぎのあずさ3号。E257系。編成後部にはだいぶ日が当たるようになって来た。東側に向かって開けている裏高尾の谷ですからそこそこ日が差すのも早いかなと思ってたんだけど、いかんせん太陽の高度が低いのでなかなか太陽が高尾山の稜線を超えて来ません。谷筋に沿って走る旧甲州街道は、小仏峠や景信山に向かうハイカーを乗せたバスが2台続行でピストン運行してますね。


8時半の523M小淵沢行き。アルプスカラーの211系。ようやっとこ線路まで日が伸びて来ました。裏高尾の見事な紅葉が晩秋の光に輝いています。線路に日が当たったのを見計らってか、自分だけが陣を張っていた小山に続々と登山してくる同業者の皆々様。撮影地は小山の伐採地の結構急な斜面で、しかも霜が降りているものだから足元がかなり滑りやすいですね。出来れば登山靴系のソールのギザギザがしっかりした靴がよろしいのではないでしょうか。


私の隣で陣を張った同業者の方は、はるばる三重から夜な夜な新東名をかっ飛ばして裏高尾までやって来たのだとか。まあ私もDDの煙のニオイを嗅ぎに夜な夜な新東名をかっ飛ばして四日市まで行くので同じようなもんですわな(笑)。線路に日が当たったと思いきや、高尾山の稜線の向こうからあっという間に太陽が顔を出し、露出は全開バリバリ。各自入念に調整しての臨戦態勢は万全なのであります。
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