(炭酸泉に癒されて@神戸・湊山温泉)
猛暑の中、一日神戸電鉄を撮り歩き夜になった。夜になったらなったで、お腹も空いているのだけど、とにかく暑い中で歩き回った汗と汚れを洗い流したくてねえ。三木上の丸から乗った電車を長田で降り、そっからは神戸市営バスに乗り換えて、六甲山の麓にある「湊山温泉」へ。見た目は関西の銭湯らしく電飾ハデハデネオンギラギラの大衆銭湯ながら、温泉自体は平清盛の御前湯として開湯800年以上の歴史を持つ名湯で、この温泉も創業1891年とおよそ130年以上の伝統を持つ老舗銭湯である。源泉温度27℃の含鉄ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉が加温及びかけ流しで利用されていて、この真夏の時期に源泉そのままの樽風呂や源泉浴槽の絶妙な冷たさは最高に心地いい。浴場では加温浴槽などはそっちのけでひたすら源泉水風呂と樽風呂に浸かりながらか体を冷やし、少し金気とイオウ気のある生源泉の炭酸弾けるシュワシュワ感を楽しんで、仕上げは湯上りの生ビールをグビグビ。最高の時間を楽しんだのでありました。
すっきり体を冷やして温泉を出ると、どこぞからお囃子の音と太鼓の音が聞こえてきて、何だ?と音のするほうに足を向けると、近くの神社でお祭りなんかをやっている。平野祇園神社の祇園祭。「平野」の名の通り、平家の支配拠点であったこの地域。湊山温泉同様に平家に由緒のある神社の夏祭り、コロナ禍で各地の神社仏閣の催事も相応に自粛傾向にありましたが、久し振りの祭りの復活と見え、境内には多くの人が訪れていました。夜店の屋台の明かり、参道を照らす提灯。確かに長いこと目にしていなかった気がするまごうかたなき夏の夜の風景。思わずその雰囲気に惹かれるように雑踏の中をかき分け、参道の階段を登って祇園神社にお参り。祈るは旅の無事と世界平和。ラブアンドピースフォーエバー。
湯上りの体、ついついもうちょっと水分が欲しくなって、新開地のホルモン屋で一人焼肉&ビール。今日はこれから姫路まで移動して宿泊しなくてはならないので、ホルモンをのんびり突っついてる時間もあんまりなかったんだけど、まあ一人だからね。シロ、テッチャン、レバ、センマイ、ハツと一通り。ビールとレモンサワーとハイボールで小一時間の速攻勝負。ほろ酔いの体で新開地の駅の階段を降り、山陽電車の直通特急で姫路に向かったのでありました。
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