goo blog サービス終了のお知らせ 

フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

catcher in the ebook

2019-08-13 08:40:33 | Weblog

JDSalinger estateが言うことにゃサリンジャーの本がebookで読めることになったってね。サリンジャーって言えばデジタル嫌いで有名だったけどよくebookに許可を出したもんだと思って記事の中身を見たらサリンジャーって多くの人に手に持って本を読んでもらいたい人だったらしいけど(彼の本はヘミングウエイやフォークナーと同じく安価なペーパーバック化されて誰もが読めるようになっている)財団にある時イッツの手紙が来るんだ。その中に「私は本が好きですが手が不自由なためなかなか手に取って読むことが難しいのです。」という内容のものがあって息子のマットがデジタルで誰もが見れるということを決断したとのことです。これからの若者世代にサリンジャーを知ってもらうことはアメリカ文化にとって意義があると思うし体の不自由な人もサリンジャーの世界を手軽に楽しめるということも意味がある。ただ受け取りてのニュアンスが微妙に違ってくるという難点はあるけどサリンジャーが世代を超えて読み継がれることはいいことだと思う。当時の若者に圧倒的に支持されてマスコミには一切出ずに91歳の生涯を書斎で終えたサリンジャーの生き方そのものがまた人気なんだよね。いつまでたってもサリンジャーは忘れられない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする