catvで古い映画だけど「愛を読む人」を見た。「あなただったらどうするの?」と問いかけてくる映画でとても考えさせられた。ナチの親衛隊として囚人の看守をしていた主人公が戦後の環境も価値観も変わった目で裁かれていくその中で自分のしてきたことの是非を裁判官に聞く「あなただったらどうするの」身につまされる瞬間だ。どんな状況でもどんな境遇でも人間は行為の善悪が判断できるのだろうか。国家の善は、個人の善を凌駕するのだろうか。字が読めないことを知られたくないという自己のプライドのために罪を認めるハンナ。彼女のウソを証明できるけど彼女のプライドを守ろうとするマイケル。裁判官へ事実を告げるべきだと言われてハンナを説得に行くマイケル。面会室のへの道を途中で引き返して去っていくマイケル。後姿が哀しい。刑務所にいるハンナに朗読のテープを送るマイケル。誰にも知られず字を覚えようとするハンナ。彼女の世界が広がる一瞬がせめてものなぐさめ。プライドとは何か?これも考えさせられる「Read」って原題もいろんなことを考えるタイトルだと思う。「愛を読む人」という邦題は狭いかなと思えるけど。
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