子供たちは,空に向かい,両手を広げ・・・・久保田早紀さんの「異邦人」だったかな記憶が曖昧だけど未来を手にするポーズだと思う。アフリカの元気な子供たちによく見られる光景だ。それと同じ事が木でも起きる。枝が天に向かい葉を広げ雨をいっぱい受けて幹にしたたらせ幹から根元へと樹幹流となって雨を運ぶ。成長とはこのことだ。僕らは,普段の生活で木のように暮らしているだろうか。なるほど,背伸びはしてみた。身の丈より贅沢してるかもしれない。だけど、空に向かい両手を伸ばしているだろうか。もし伸ばしたとして両手に受けた雨は腕を伝い体を流れ足元を潤わしているだろうか。考えさせられるね。木は理に叶った事をするだけ。僕らは,理に叶わない事つまり理不尽なことばかりに悪戦苦闘して単純な真理を見逃しているんじゃないだろうか。丁度昔の学生運動のようにさ。彼らがオンちゃんオバちゃんになって社会の中核を占めるにいたって今のような無国籍社会を作ったのだから。でも,無理はないか、日活アクション育ちだから、無国籍はお手のものか。ポケットに手を突っ込んで肩をすぼめて雨に濡れながら生きるのかな。これじゃ,自分達はなかなか潤わないね。せめて、「乳母車」とかの文芸路線へすすんでもらいたいな。
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