(DVD)
これはもちろん、ヒュー・グラント狙いで見ました。
ところが、なんということでしょう、
全く無作為に借りて「チェイシング・リバティー」と2本続けてみた作品なのに、どちらも、マンディー・ムーアだ。
今まで、彼女が出た作品を見た覚えもないのに・・・。
さて、これは、超人気TV番組「アメリカン・ドリームズ」を中心に話が進みます。
日本で言えば「スター・誕生」みたいなものかな。
アイドルをめざす素人が参加し、視聴者が電話投票により勝者を決める。
勝ち抜きで、トップに立つのは誰か、という。
ヒュー・グラントはこの番組のホストで、視聴率を上げるために、ウケる出演者、ウケる演出にすべてをかけている。
優勝を狙うのは、
ウケのためには傷痍軍人の元カレも利用するというサリーと、
ユニークなダンスをするイラク人のオマール。
(実は彼は大統領暗殺の密命を受けたテロリスト!)
ここに出てくる大統領は、実はただの無能な人物で、なぜか大統領になってしまった・・・などという実にあてこすったような設定で、
その彼が、この番組の審査員として登場。
最後の最後に、この生放送の優勝決戦。
爆弾を持ったオマール。
壇上でプロポーズしようとする元カレにどうこたえる、サリー。
無線機をはずした大統領。
サリーと関係を持ってしまった司会者。
これらが錯綜し、大変なことに・・・。
さあ、どうなる・・・?!
・・・という、おかしくもスリルある作品。
まじめに見てはいけません。
笑い飛ばしましょう。
2006年/アメリカ/107分
監督:ポール・ウェイツ
出演:ヒュー・グラント、デニス・クエイド、マンディ・ムーア、ウィレム・デフォー