前々回にいろんな曲を録音した時には時間がなくてできなくて、前回録音した時のために、あらかじめ自分で楽譜を作りました。
"ちゃんと"譜面を作ったのは初です!!!
ハチブンノロク…
ハチブンノヨン…
ギャーーーってなっていました。
本日、280曲目!!!
今年いっぱいまで、残り85曲!!!
譜面作りと撮影に苦労した1曲!
10月7日。
スティールパンで童謡唱歌(280)
『落葉松(からまつ)』
作詞:北原白秋
作曲:長村金二
北原白秋サン。
数ヶ月前に興味津々で本を買ったけど、やはり積読になってしまっているのですが。。。
北原白秋サンが作った『落葉松』は、詩集の『水墨集』にまとめられているそうです。
(詩集もまた読みたくなっちゃう!笑)
1921年(大正10年)に、奥様と一緒に軽井沢を訪れた北原白秋サンは、堂々とそびえ立っている落葉松の林から着想を得て、落葉松を題材とした詩を作ることにしたんだそうです。
うわっ!!!この前行ったばかりの北軽井沢に落葉松の歌碑があるんですって!!!
知らなかったぁー( ̄◇ ̄;)
星野温泉入口…通ってるのに…。
タイミング…残念!!!
これはキャンプ場内だけど。
この木々は?落葉松?
【北原白秋サンの『落葉松』】
1.
からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。
2.
からまつの林を出でて、
からまつの林に入りぬ。
からまつの林に入りて、
また細く道はつづけり。
3.
からまつの林の奥も
わが通る道はありけり。
霧雨のかかる道なり。
山風のかよふ道なり。
4.
からまつの林の道は
われのみか、ひともかよひぬ。
ほそぼそと通ふ道なり。
さびさびといそぐ道なり。
5.
からまつの林を過ぎて、
ゆゑしらず歩みひそめつ。
からまつはさびしかりけり、
からまつとささやきにけり。
6.
からまつの林を出でて、
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
浅間嶺にけぶり立つ見つ。
からまつのまたそのうへに。
7.
からまつの林の雨は
さびしけどいよよしづけし。
かんこ鳥鳴けるのみなる。
からまつの濡るるのみなる。
8.
世の中よ、あはれなりけり。
常なけどうれしかりけり。
山川に山がはの音、
からまつにからまつのかぜ。
◎今回参考にさせていただいた音源は、ボニージャックスサンが歌われていたもので、楽譜は持っている譜面とかネットなどで探して、結局は自分で作らないとわからないし、ちゃんと弾けない!ってとこで採譜しました。
◎この曲の作曲家は、長村金二(おさむらきんじ)サン。
「落葉松」を作曲したのは昭和11年頃で、東京中央放送局から全国放送されたそうです。
長村金二サンは、41歳という若さで鎌倉で亡くなられてしまったそうですが、この曲で、ゆるやかな優しいメロディーを感じ取ることができました。
◎ボニージャックスサンの音源では4番までが歌われていましたが、1番と3番が「8分の6拍子」、2番と4番の歌詞の3段目くらいまでが「8分の4拍子」で、その中に段々ゆっくりなる"ritardando(リタルダンド)"があったり、テンポが戻る"a tempo"があったり、表現力が試されるような!?、表情豊かな曲でした。
◎スティールパンで撮影するときは、メトロノームを使っているわけではないので、テンポが揺れ揺れです。まぁ、それも味なんですが!笑
最初に伴奏を録り、その上にメロディを重ねて録るのですが、タイミングがむずかしゅうて…( ̄◇ ̄;)
あまりテンポの表情はつけられなかったな…と思いましたが、録音していた時の一生懸命が、今回のテイクです!
これは、1人じゃなくて、数人で息を合わせて改めて弾きたいな…と思いました。
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