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『トランスフォーマー/リベンジ』 100点

2009-06-27 00:13:00 | goo映画レビュー

トランスフォーマー/リベンジ

2009年/アメリカ

ネタバレ

‘オマージュ’の塊

総合★★★★★ 100

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 『ターミネーター4』などの最近のSFアクション作品はやたらと登場人物の内面を掘り下げてしまい、全体のトーンが暗く重くなる傾向にある。この作品も‘リベンジ’という言葉が原題にも使われているので、『ターミネーター4』レベルのものかと判断してたいして期待もせずに観に行ったが、良い意味で期待を裏切られた。
 まずはそれぞれのキャラクターのほぼデタラメ同然の‘トランスフォーム’振りに感心してしまった。その‘トランスフォーム’のデタラメさはキャラクターだけに留まらず、この作品自体が『ターミネーター』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ナショナル・トレジャー』や『2001年宇宙の旅』など他作品に‘トランスフォーム’る有様であり、更には作品のジャンルも越えて‘西部劇’のようにも‘トランスフォーム’るデタラメ振りである。つまりこの作品はこれまで制作された作品の‘オマージュ’の塊なのだと思う。最後のピラミッドのシーンは1933年にエンパイア・ステート・ビルディングの頂上に登ったキングコングへのオマージュではないだろうか? あえて内面に深入りすることなく、ただ表面を滑走し快走していく映像で久しぶりに素直にエンターテイメントを楽しめた。しかしこれで続編のハードルを思いっきり上げてしまったが大丈夫なのか?


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