トランスフォーマー/リベンジ
2009年/アメリカ
‘オマージュ’の塊
総合
100点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
『ターミネーター4』などの最近のSFアクション作品はやたらと登場人物の内面を掘り下げてしまい、全体のトーンが暗く重くなる傾向にある。この作品も‘リベンジ’という言葉が原題にも使われているので、『ターミネーター4』レベルのものかと判断してたいして期待もせずに観に行ったが、良い意味で期待を裏切られた。
まずはそれぞれのキャラクターのほぼデタラメ同然の‘トランスフォーム’振りに感心してしまった。その‘トランスフォーム’のデタラメさはキャラクターだけに留まらず、この作品自体が『ターミネーター』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ナショナル・トレジャー』や『2001年宇宙の旅』など他作品に‘トランスフォーム’る有様であり、更には作品のジャンルも越えて‘西部劇’のようにも‘トランスフォーム’るデタラメ振りである。つまりこの作品はこれまで制作された作品の‘オマージュ’の塊なのだと思う。最後のピラミッドのシーンは1933年にエンパイア・ステート・ビルディングの頂上に登ったキングコングへのオマージュではないだろうか? あえて内面に深入りすることなく、ただ表面を滑走し快走していく映像で久しぶりに素直にエンターテイメントを楽しめた。しかしこれで続編のハードルを思いっきり上げてしまったが大丈夫なのか?
最新の画像[もっと見る]
-
『関心領域』 2週間前
-
『マッドマックス:フュリオサ』 2週間前
-
『インフィニティ・プール』 3週間前
-
『アイアンクロー』 3週間前
-
『碁盤斬り』 3週間前
-
『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』 3週間前
-
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』 1ヶ月前
-
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』 1ヶ月前
-
『プリシラ』 1ヶ月前
-
『コール・ジェーン - 女性たちの秘密の電話 -』 1ヶ月前