MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ARGYLLE/アーガイル』

2024-03-08 00:59:56 | goo映画レビュー

原題:『Argylle』
監督:マシュー・ヴォーン
脚本:ジェイソン・フュークス
撮影:ジョージ・リッチモンド
出演:ブライス・ダラス・ハワード/サム・ロックウェル/ブライアン・クランストン/キャサリン・オハラ/ヘンリー・カヴィル/デュア・リパ/サミュエル・L・ジャクソン   
2024年/イギリス・アメリカ

小説家と諜報員の違いについて

 『キングスマン』シリーズと比較するならば、主人公がエリー・コンウェイという小説家であるにも関わらずギャグが弱いように感じた。その上、これは昨今の「ルッキズム」に引っかかるのかもしれないが、主人公のエリー・コンウェイを演じたブライス・ダラス・ハワードが小説家のままだったら問題なかったのであるが、諜報員のレイチェル・カイルに変わるとなると太り過ぎている感じが否めず、確かに動きは俊敏なのではあるが、明らかにCGに頼り過ぎであることがバレてしまっているのである。
 ところで本作は冒頭でビートルズの新曲「ナウ・アンド・ゼン(Now and Then)」が流れてくるのだが、「ナウ・アンド・ゼン」は去年の11月に発表されたばかりなのでいくらなんでも早すぎないかと思っていたら、リリース前にジョージ・マーティンの息子のジャイルズ・マーティンかマシュー・ヴォーンに聴かせていたらしい。この曲の使われ方は効果的だった。
 ビートルズの「ナウ・アンド・ゼン」は和訳し尽くされているようなので、ここではアリアナ・デボーズとボーイ・ジョージとナイル・ロジャースの「エレクトリック・エネジー」を和訳しておく。因みにアリアナ・デボーズは映画『ウイッシュ』の主題歌を歌っている歌手。

「Electric Energy」 Ariana DeBose, Boy George, Nile Rodgers

通りを歩いて行っても
決して喧嘩を探したりはしない
あの手の少年たちは全員君を色物と呼ぶのだから
彼らは正しいと君の母親なら思う

あの煌めく少年たちに向かって叫ぼう
君が雇っている全ての悪魔たちにも
君が捏造している全ての物事にも
君が嫌いな全ての方法にも

僕に君の刺激的なエネルギーをくれよ
僕の内なる炎を僕に感じさせてくれよ
僕の指からつま先までエネルギーを送ってくれよ
あの光を目指して
僕に向けて照らそう
刺激的なエネルギーを
僕にくれよ

こっちに来て
私の手を取って
体温が上がってくる
私とあなたでヒートアップするのよ
だから私をしっかり抱きしめて欲しい
世界は私たちの足もとで回っているのだから

あの煌めく少年たちに向かって叫ぼう
君が雇っている全ての悪魔たちにも
君が捏造している全ての物事にも
君が嫌いな全ての方法にも

僕に君の刺激的なエネルギーをくれよ
僕の内なる炎を僕に感じさせてくれよ
僕の指からつま先までエネルギーを送ってくれよ
あの光を目指して
僕に向けて照らそう
刺激的なエネルギーを
僕にくれよ

刺激的なエネルギーを
僕にくれよ
刺激的なエネルギーを
僕にくれよ、ワルガキよ
刺激的なエネルギーを
僕にくれよ、悲しい少年よ
刺激的なエネルギーを
僕にくれよ、青白く痩せこけた少年よ
刺激的なエネルギーを
僕にくれよ
君が雇っている全ての悪魔たち

僕に君の刺激的なエネルギーをくれよ
僕の内なる炎を僕に感じさせてくれよ
僕の指からつま先までエネルギーを送ってくれよ
あの光を目指して
僕に向けて照らそう
刺激的なエネルギー

Ariana DeBose, Boy George, Nile Rodgers - “Electric Energy” (From Argylle) Official Music Video

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/moviewalker/entertainment/moviewalker-1185045


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